2015年6月27日土曜日

国民の願いを胸に


衆院議員 畠山和也
 「語らず落ちた」政府与党

 何が、「延長国会」でしょう。憲法違反の戦争法案は、
何時間議論しようが憲法違反!会期末で廃案にすべき
ものを、土俵を広げて何が何でも成立させようというの
ですから腹立たしい。
 衆院本会議では会期延長の申し出があったと議長が
述べ、その後は共産・維新の反対討論のみで議決と
なりました。つまり会議録には、なぜ会期延長かの記録
なし!胸を張って討論できないのでしょうか。「語るに落
ちた」という言葉がありますが「語らず落ちた」政府・与党といえます。
先週から、汗がしたたる暑い日も、雨に当たった日も国会前での抗議行動が続いて
います。平日でも千人規模の「戦争法案絶対反対!」コールが響いています。
24日夜の国会前集会は、わが党の衆参議員が総出で参加して約3万人と一緒
にコール!こういう行動が全国で広がっていると思うと胸が熱くなります。
 さて、農林水産委員会の総理質疑で、私は正面から挑みました。農協改革は
「現場の声もふまえてきた」と強弁する安倍総理。それなら今やるべきことは、
再生産可能な価格の保障ではないのか!と私。
残念なことに農協法等改革案は委員会で可決されましたが、農林漁業の実態を
引き続き訴えていきたい。
 東京は間もなく本格的な夏を迎えそうです。暑さにも安倍政権にも負けず、
全力を尽くします。
                                                (しんぶん赤旗 2015.6.27掲載)



2015年6月25日木曜日

潮の流れは「戦争法案」廃案へ



いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」

 6月9日から13日の日程で行われた「TPP反対!
道東キャラバン」。森つねとさんが参議院選挙区予定
候補として発表された直後ということで、どこでも熱い
歓迎をいただきました。
 サケ・マス漁の日ロ協議の妥結が遅れ、さらには来年
から禁止されるかどうかという緊迫した局面での根室と
釧路の漁協や役所との懇談、この問題と深くかかわる
北方領土問題での懇談、JAのみなさんとの懇談など、様々な分野の
みなさんのお話を聞く機会をいただきました。
第一次産業を守る責任を果たせと、さらに安倍政権に強く求めていかなくてはなら
ないと感じます。
 たくさんのつどいにもよんでいただきました。厚岸町の酪農家のみなさんとのつどい
では、終了後参加していた30代の方が入党を決意していただいたとのこと。本当に
心強い!戦争法案のたたかいの真っただ中で行われた今回のキャラバン。
どこでも「戦争は絶対にダメ!」という思いが寄せられました。
 「夜、自衛隊の宿舎前で訴えていたら、窓の向こう側で演説が終わるまでずっと
ペンライトを振り続けてくれた家があった」、こんな話も教えていただきました。
ごあいさつに伺った新聞社の記者さんが「憲法審査会後、潮の流れが変わりましたね」
と話していましたが、国民のたたかいが安倍政権を追い詰めています。何としても廃案
へ追い込む!たたかいの先頭に立つ決意を新たにしています。

2015年6月22日月曜日

国民の願いを胸に



紙智子 参院議員
 「美しい風景」から

 緑と黄金色のコントラスト。二毛作地域ならではの風景です。
黄金色に広がった麦畑に、田植えしたばかりの緑の苗が
風にそよいでいます。長い冬、雪に埋もれ、1年に1度しか収穫
できない北海道では見られない風景だけに、よけいに新鮮さが
感じられます。
 5月末から6月はじめに、茨城県筑西志での農協、農業委員
会、農家訪問。また埼玉県深谷市、美里町での農林水産委員会
の委員視察。岩手県紫波町の演説会の際にもJAを訪ねました。
足を運んで話を聞くと、本音が聞けます。
 意見交換の後に「ところで一番、国に言いたいことは?」と聞くと、
「現場とかけ離れた政策だ。もっと現場にあった政策を出してほしい」とのこと。
 小麦を収穫し。袋詰めの作業をしていた農民は、「価格が不安定で予測がつかない
ことが一番困る」と発言。岩手県の紫波町は、循環型のまちづくりで、エネルギーも
食料も地産地消でと、努力を積み重ねてきました。TPP(環太平洋連携協定)や、
「農協改革」など、「これまでの努力を台無しにする」と怒りの声が出されました。
 安倍総理がいう「息をのむような美しい風景」を管理してきたのは農家、農業委員
会、農協です。現場の意見を聞かず、農協・農業委員会の改悪案を押し通そうと
する安倍総理への怒りが、静かな田園風景の町からも熱く伝わってきます。
                                                       (しんぶん赤旗 2015.6.19掲載)

2015年6月19日金曜日

賛同者なき農協法案必ず廃案に



紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 国会は会期末を迎え、重要な局面になっています。
いままで、一定の審議時間を確保したからと言って衆議院から
参議院に送っていた法案も、与党の思惑が崩れつつあります。
 農協法案も、「審議時間を確保したので、そろそろ採決を」と
言い出せなくなっています。野党間の連携にも努力しながら、
質疑継続を求めるはたやま和也、斉藤和子両議員が、問題点
をあぶり出す質問をすると、参考人からは、懸念が多くだされ、
石川、山梨の二カ所の地方公聴会でも、懸念ばかりで、賛成論
が出ないという現状です。 
 ここまで懸念が多く出ると、「農協改革」が、何のための誰のための改革
なのか改めて問われ、さすがにこのまま採決とはなりません。
さらなる参考人質疑を求め、審議が続いています。
 6月4日付けの日本農業新聞には、はたやま和也議員が登場し、「農協法改正案
審議―各党に聞く」で党の主張が載りました。
6月16日の全国農業新聞に斉藤和子議員の質問を、かなりのスペースをとって
紹介しています。今まで、参議院に審議が移らないと、なかなか紹介されなかった
わが党の論戦が、衆議院の段階から、日本農業新聞、全国農業新聞にも、紹介され
るようになったことも、大きな変化だと思います。
 「戦争法案」の審議をふくめ、6月24日の会期末までに採決する事ができないのは
明らかです。国会延長を許さず、断固として悪法を葬り去るために、頑張る決意です。

2015年6月13日土曜日

こんな理不尽を許せるか


畠山和也 衆院議員
 「国会かけある記」

  来年の参議院北海道選挙区に、再び森つねとさんが挑戦
します。政治革新への若き情熱で、今度こそ国政へ!
いわぶち友・比例予定候補との若き二人を、みなさんの
お力で押し上げてください。
 さて先日、しばらく音信不通だった高校時代の友人から
電話がありました。変わらぬ石巻弁につられて私も「んだ、んだ」と話が進むなか、話題は東日本大震災に。
仕事で東京にいた彼は被害を免れましたが、実家は津波で
流され両親と弟を亡くしました。石巻市役所に勤める同級生は
「退職するまで復興の仕事だ」と話していたとか。「国は被災地の
ことを全然わかっていない。はった、がんばれよ」と励まされました。
 ちょうど調査のため、小池晃参議・高橋千鶴子衆議と岩手・宮城を回ったばかり。
来年度から被災自治体でも復興事業の一部を負担してもらうとの国の発表に、
岩手県知事は「安保法制よりも被災地支援こそ急ぐべきでは」と「戦争法案」を
チクリ。
石巻市長も「被災規模が大きくて、復興に時間がかかる町ほど負担が増えると
いうのは理不尽だ」と不満を口にされていました。
 被災地負担は「自立に向けて」というのが国の言い分ですが、税金である政党
助成金に頼っている政党の方こそ自立してほしい。年金情報さえ守れない政府が、
「国民の命を守る」ために「戦争法案」だなんて悪い冗談です。こんな理不尽だらけの
安倍政権は、早く退場させるしかありません。

2015年6月3日水曜日

TPP反対!みなさんと力をあわせて


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参議院比例予定候補)「北海道・東北」

 五月に入り、札幌・石狩、TPPキャラバンでの空知
と、やっと北海道のみなさんとお会いすることができ
ました。
最初のドキドキはどこへやら、みなさんにあたたかく
迎えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
 TPPキャラバンでは、森つねと道国政相談室長と
「断固阻止のために力を合わせたい」という思いを伝え
ながら自治体とJAを訪問しました。
 空知は日本有数の米どころです。昨年の米価暴落は深刻で、
「これ以上米価が下がれば集団離農だ」
「組合員の士気が目に見えて下がっている。
苗づくりがうまくいかなかったとき、これまでとは違ってあきらめの声がでている」
などの実態がだされ、同時に「主食の米を手放して何が農政なのか」という怒りが
次々出されました。米の特別輸入枠について報道されていますが、国会決議を守る
ことができないことはすでに明らかであり、交渉からただちに撤退するべきです。
 ある組合長さんが、紙智子参院議員、畠山和也衆院議員の国会質問を一つ一つ
取り上げて話をしてくれました。地域でも、国会でもたたかいを広げる日本共産党が、
全国をリードする「オール北海道」のたたかいを励ましているのだと感じました。
 安全保障を声高に叫ぶ安倍首相。最大の安全保障は日本の食糧を守ることでは
ないでしょうか。正念場のとき。TPP反対!戦争法案反対!安倍政権の暴走を
ストップさせるため、引き続き全力を尽くします。