紙智子 参院議員
「国会かけある記」
国会は会期末を迎え、重要な局面になっています。
いままで、一定の審議時間を確保したからと言って衆議院から
参議院に送っていた法案も、与党の思惑が崩れつつあります。
農協法案も、「審議時間を確保したので、そろそろ採決を」と
言い出せなくなっています。野党間の連携にも努力しながら、
質疑継続を求めるはたやま和也、斉藤和子両議員が、問題点
をあぶり出す質問をすると、参考人からは、懸念が多くだされ、
石川、山梨の二カ所の地方公聴会でも、懸念ばかりで、賛成論
が出ないという現状です。
ここまで懸念が多く出ると、「農協改革」が、何のための誰のための改革
なのか改めて問われ、さすがにこのまま採決とはなりません。
さらなる参考人質疑を求め、審議が続いています。
6月4日付けの日本農業新聞には、はたやま和也議員が登場し、「農協法改正案
審議―各党に聞く」で党の主張が載りました。
6月16日の全国農業新聞に斉藤和子議員の質問を、かなりのスペースをとって
紹介しています。今まで、参議院に審議が移らないと、なかなか紹介されなかった
わが党の論戦が、衆議院の段階から、日本農業新聞、全国農業新聞にも、紹介され
るようになったことも、大きな変化だと思います。
「戦争法案」の審議をふくめ、6月24日の会期末までに採決する事ができないのは
明らかです。国会延長を許さず、断固として悪法を葬り去るために、頑張る決意です。