2015年9月26日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也衆院議員
 「政府に決して余裕はない」

 19日午前2時ずぎにもかかわらず、戦争法成立直後の
国会周辺は「採決撤回!」などのコールが続いていました。
ガッカリというより怒り。悲壮感というより新たな決意。
私たち国会議員が駆けつけたときも「がんばろう!」との
大きな声が聞こえました。
 「秘密保護法のときより規模も勢いも増している」。デモの激励で隣に並んだ赤嶺政賢衆院議員が教えてくれました。5月ごろの
デモの激励には、躍進した日本共産党議員団がズラリと並び
ました。反対世論が広がるにつれて、民主党議員もズラリと並
ぶようになりました。集会では他党議員とも手を上げて、ともに
たたかう姿勢を示しました。
 国会の最終盤は「がんばれ野党」のコールが聞こえてきました。
こういうコールも初めてとのこと。政府・与党には決して余裕はなかったはずです。
それが、証拠の強行採決!
 日本共産党が打ち出した「戦争法廃止の国民連合政府」の提案を受けて、民主党・
岡田代表も話し合いに応じるようです。今後のことは何とも言えませんが、ハッキリ
しているのは国民の声が政治を動かしているということ。相次ぐ躍進で日本共産党
議員団が増え、陰に陽に重要な役割を果たしてきたことも胸を張ってお伝えしたい。
 議員会館を出ると、東京も秋の風。初めての通常国会も閉会を迎えます。
                     (しんぶん赤旗 1015.9.26掲載)

2015年9月23日水曜日

国民の声がいきる日本へ


いわぶち友
日本共産党福島県委員会常任委員
(参院比例予定候補)「北海道・東北」

 安倍政権が、戦争法案の強行採決を行いました。
満身の怒りをこめて抗議するものです。
 18日、いてもたってもいられず国会前に駆けつけ
ました。午後9時を過ぎていたにも関わらず、たくさんの
若者たちの怒りにあふれていました。本会議で野党議員
が戦争法案に反対する演説を行っています。「福山がん
ばれ!」「小野はがんばれ!」「小池はがんばれ!」と
コールが続きます。
まさか国会前で他党の国会議員を心から「がんばれ!」
と叫ぶときがくるとは。 
 採決の瞬間、コールは「採決撤回!」「安倍はやめろ!」
とすぐにかわり、「選挙に行こう!」とかわっていきました。誰一人あきらめている
人はいません。たたかいはここからです。
  19日、日本共産党は記者会見を行ない、「戦争法廃止の国民連合政府の実現を
よびかけます」を発表しました。大きな反響をよんでいます。
 18日に行われた集いで、「中学3年と小学6年の子どもが毎日テレビを見ながら、
『お母さん、どうなっちゃうの』と聞いてくるけれど答えることができない。戦争法案
をやめさせるためにはどうしたらいいのか」と聞かれました。「よびかけ」は、それに
こたえています。空前の規模でひろがっている憲法と平和、民主主義を守るたた
かいをさらに前にすすめる力になると思います。
 国民の声がいきる日本へ。新たなスタートをきりました。戦争法廃止、安倍政権
打倒へ、私もみなさんと一緒にがんばります。

2015年9月15日火曜日

住民の苦難と政治


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 網走市内のほ場で、ジャガイモの害虫シロ・シストセン
チュウが発見されたとの連絡が入り、以前、センチュウが
発見された時のことがよみがえりました。センチュウは
0.6ミリ程度のシストと言う硬い殻に守られて10年以上
も生き続けます。
土は移動できないし、農薬などでも簡単に駆除できません。
 ジャガイモは、北海道の重要な基幹作物です。早速、政府に
被害状況の調査、まん延防止策、営農支援を求めました。
 また、日本に存在しないセンチュウが何故、発見されたのか。
侵入経路の解明が急がれます。同時に抵抗性品種(この害虫を寄せつけない品種)の開発が避けて通れません。イモの原原種を生産している独立行政法人種苗管理センターから話を聞きました。イモの増殖は種と違って増殖率が低い
ので、抵抗性品種の開発には10年ぐらいかかると言います。林芳正農水相は
「平成32年度を目途に進めている、加速していきたい」と答えました。そんなに時間
がかかるのかと思いながら、被害が広がらないよう願い、農家への支援強化を求め
ました。
 関東各地に大きな被害をもたらした大雨洪水災害調査で先週末、茨城県に入り
ました。台風18号の影響で発生した雲が鬼怒川に沿うように南北に停滞したため
水位が上昇し、堤防の決壊、溢水で大きな被害が発生しました。
 安倍総理は、被害対策会議は10分で終わり、その後、戦争法の採決日程の打ち
合わせに1時間以上をついやしたそうですが、苦難に心を寄せない姿勢に怒りを
覚えます。

2015年9月11日金曜日

堂々と胸をはって


畠山和也衆院議員
 「国会かけある記」

  いろいろと採決の日程が取りざたされていますが、憲法
違反の法案は廃案にするしかありません。
  国会前は連日、平和を守れ、憲法を壊すな、子どもを
守れ、戦争するな‥‥と「本気の怒り」に満ちたコールが
続いています。
立て続けに防衛省の内部文書が日本共産党に届くほど、政府
内の矛盾も客観的には深まっています。野党もいろんな
野党があり
ますが、強引な採決には反対する点で一致しています。
まだまだ法案の行方はわかりません。
  これほど反対行動が広がるとは安倍首相にとって誤算だったかもしれません。そうでなければ4月の訪米時に、軽々しく
「夏までに成立」とは口にできないはずです。結局、衆議院では
強行採決という手段を取り、戦後最長となる会期延長をせざるを得なくなり、それでも
綱渡りの採決日程を模索している現状は、反対世論に押し込まれた安倍政権のみじめ
な姿を証明しているのではないでしょうか。
 先日、北海道弁護士会連合会主催の集会・パレードに参加しました。おや、目の前に
いるのは娘と同じ学童保育に行っている女の子!ふだんと違う私の姿を恥ずかしそう
に見つめてましたが、しっかり握手。見ると集会には、多くの子どもたちの姿がありま
した。
 説明にもならない説明をくり返しておきながら、政府・与党は本当に胸を張って採決
できるのでしょうか。私たちは堂々と「戦争法案反対」だと、胸を張って子どもたちの
未来を守りましょう。

2015年9月7日月曜日

だれの子どももころさせない



森つねと日本共産党北海道委員会国政相談室長
    「かけある記」

 前回の「かけある記」で息子の誕生についてご報告させて
もらったところ、本当にたくさんの方から励ましの言葉をいた
だきました。
 「お子さんはどうですか」「母親は大丈夫なの」。どこへ
行っても声をかけられます。手紙やSNS(インターネット上
の交流)のメッセージもすべて読ませていただきました。
人の優しさをしみじみ感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 おかげさまで、658㌘だった息子の体重は1600㌘
になり、超低体重児に起こる様々な症状を乗り越えました。可能な限り毎日,
母親と母乳を病院へ運び息子と面会していますが、耳を澄まさないと
聞こえなかった泣き声はずいぶん大きくなり、「俺だって、生きているよ」と主張して
います。母親の回復も順調です。
 この子がもう少し大きくなったら、どれほど多くの人たちに支えられ育ったかを、
伝えてあげたいと思います。
 「改憲論者」でありながら戦争法案阻止の先頭に立って奮闘されている憲法学者の
小林節さんは、かつて国民を守るためには自衛隊員の犠牲も仕方ないと考えていた
そうです。しかし、「恥ずかしながら娘が生まれ、命の大切さを実感」したと
いいます。
 母親たちの「だれの子どももころさせない」を合言葉にしたたたかいは、人類共通の
願いであり、これほど強いものはありません。すでに戦争法案の立法根拠は崩れてい
ます。私も子を持つ親として、戦争法案廃案へたたかい抜きます。