2017年8月23日水曜日

黙っている場合じゃない


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 オスプレイの訓練やめよ!
 北海道で始まった日米共同訓練は、最大規模となる2000人
の米海兵隊が参加するうえ、墜落事故を起こしたばかりの
オスプレイの飛行を強行しました。
   紙智子参院議員と即時中止するよう要請したところ、
防衛省は「安全」と強弁する米国の主張を追認した答弁に
終始しました。夜間訓練がありうるとようやく認め、
オスプレイの飛来は前日夜に関係自治体へ連絡するとも
答えました。まさに「米国ファースト」といった
ありさまです。
 監視も兼ねて、報道公開されていた訓練開始式に足を運びました。式を終えて
バスで移動するとき、米海兵隊とすれ違いました。20代前半と思われる顔立ちには
幼さが残り、笑顔で手を振る隊員も多くいました。
バス一行が日本共産党の議員だと知らなかったでしょうが、彼らが戦場でたたかう
訓練をするのかと思うと、悲しい気分になりました。
 いつも全線へ送られるのは、米国でも日本でも変わりなく若者たちです。憲法9
条の歯止めがなくなってしまえば、日本の若者たちも一緒に海外で武器を手にする
ことになるのでしょう。そんな日本にしていいのか。車中で考え込みました。
 黙っている場合ではありません。道内各地では怒りの抗議が波状的に広がって
います。安倍政権の暴走には、東京や仙台で厳しい審判も下りました。勝負はこれ
からです。
              (しんぶん赤旗 2017.8.20掲載)