2018年8月30日木曜日
住民の思い聞ける有意義な「つどい」
紙智子 参院議員
「国会かけある記」
北海道民にとっても台風が気になるようになりました。
心配した台風が温帯低気圧に変わり、雨と強い風を吹かせて
通り過ぎた26日の日曜日、秋を感じる空の色、高さになり
ました。気温は20度前後、さわやかな風のなか、札幌市
南区のふれあい祭りから北部民商のふれあい祭り、東区の
女性の集いへと、3カ所を畠山和也前衆院議員と一緒に移動
しました。
南区では来賓の方から学校の統廃合の話が出ました。
地域の小学校がなくなるために、四キロも離れた学校に
通わなければならないと言います。どうやって通うの? スクールバスはなく
「路線のバス停は雪を防ぐバス小屋も作る計画はない」と。地域には全く知らせず
に進めようとしていることに厳しい目が注がれていると言われました。
東区女性の集いは「いま気になっていることをカードに書いて、その心は何かを
語り、討論しあう」という企画です。「戦後生まれで直接戦争体験はないが、父や
周りの人から聞いた話が強く残り、戦争は絶対ダメと思ってきた。安倍政権の改憲
にストップをかけたい」とカードから思いが語られます。つながりカードから一人
一人の考え、思いを聞くことができ、演説会では聞けない有意義なひと時を過ごし
ました。
北海道では昨年に続いて9月、日米共同演習(ノーザンヴァイパー)が計画され
ています。「沖縄の負担軽減」は嘘、危険なオスプレイを使い「戦争する国づくり」
につきすすむ演習は断じて容認できません。
2018年8月28日火曜日
魅力と活気 朝市に感激
紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」
「勇気と感動ありがとう!甲子園での金足農業高校(秋田)の
活躍に全国の農業者が沸いた。君たちの活躍は、農業に希望と夢
と感動を与えた」。これは日本農業新聞の論説です。
優勝は逃したものの、あまたの強豪校に勝ち抜き、農業高校が
准優勝したことは、秋田だけでなく、全国に勇気を与えました。
雪に閉ざされた北海道で、無理と思われた駒澤大付属苫小牧高校
の優勝以来の熱戦だったと思います。
19日の日曜日、青森県八戸入りしました。初めて、観光スポッ
トとなっている舘鼻(たてはな)岸壁朝市に行ってびっくり。
午前6時というのに、大勢の人が、詰めかけています。お店のテナントは400店ほど
並び、毎週早朝から数万人もの人でにぎわいます。しかも、鮮魚や干し物など魚介類
はもちろん、野菜、果物、花、お惣菜など多彩。お店の人に「この野菜は、お宅で採
れたものですか?」と聞くと「そだよー、朝一番で畑から採ってきたから新鮮だよ」
とお母さん。
農家は、直接畑で収穫し、ここで売り切って帰ります。パン屋、骨董(こっとう)品、
包丁、ほうき、靴など、生活感にあふれ、まさに庶民の台所であり、日常生活に直結
しています。ラーメン、焼き鳥、おでんなど並び、家族で朝食を食べに来る人も
います。
「あんた共産党かい?自民党嫌いだから頑張ってよ!」と声がかかりました。魅力
と活気あふれる朝市に感動しました。
(しんぶん赤旗 2018.8.25付掲載)
2018年8月22日水曜日
地方議員の大きな力
畠山和也 前衆院議員
「かけある記」
全道の地方議員・予定候補による、北海道や国の出先機関
への交渉が20日におこなわれました。稚内や根室、函館など
何時間もかけて駆けつけた議員や、先月に当選したばかりで
新しいバッジをつけた議員、来年の選挙で議席をめざす予定
候補など、どの方も地域の切実な願いを背負っています。
熱のこもった要請や交渉となりました。
私はJR北海道と道開発局への要請に同席しました。
JR北海道には、鉄路の維持・存続や駅舎・ホームの補修・
充実などの要望が次々と出されました。「すでに病院に行く
ことができなくなっている」「高校生の通学には鉄路が必要」「管内の首長も参加
して存続を求める集会が開かれた」など、とてもとても時間が足りないほど。
JR北海道の経営責任とともに、国に対しても厳しく迫らなければと私も決意しま
した。
各地をキャラバンでまわって、日本共産党の地方議員が果たす役割の大きさを
実感する毎日です。ていねいに住民の声を聞き、しっかり制度を学んで質問に生か
し、党づくりの先頭にも立たれています。各地の先輩議員が築いてきたものがあった
からこそ、今の活動があるのだと実感します。
あったかい日本をつくるには、あったかい地域をつくってこそ。あったかい地域
づくりの中心で、日本共産党や地方議員は大きな力を発揮しています。国民に冷たい
安倍政権を変えるのは、やっぱり草の根の力だと確信しながら引き続き全道をまわり
ます。
2018年8月20日月曜日
8・15
岩渕 友参院議員
「国民の願いを胸に」
先輩議員がフェイスブックで紹介していたのをきっかけ
に、乃南アサさんが書いた「水曜日の凱歌」という小説を
読み始めました。
14歳の少女が、アジア・太平洋戦争の終戦を前後した
約1年間に経験したことが描かれています。そのなかには
終戦後「日本婦女子の防波堤」だとして、政府が進駐軍の
ために開設した「慰安所」のことも書かれており、
解説には実際に4000人の女性たちが全国からかき集め
られたとあります。
あの侵略戦争で多くの方々が犠牲になっただけではなく、生き残った方々も、
家族や家や生業を失い、何もかもを奪われて、終戦を迎えても政府によって
苦しめられる。戦争の現実を突きつけられた思いがしたのと同時に怒りがわいて
きました。
8月15日、山形市で渡辺ゆり子県議や市議団のみなさんと街頭から訴えた後、
福島市の「平和のための戦争展」に行きました。福島市に投下された模擬原爆
パンプキンの模型や、戦死された方の遺品や「千人針」なども展示されていて、
戦争が身近にあったことを感じます。
国民のなかから湧き上がる平和への思いが守ってきた日本国憲法。通常国会
では、憲法9条改定の国会発議を市民と野党の力で阻止しました。しかし安倍
首相は臨時国会での改憲発議を狙っています。これを許さないたたかいをさらに
大きくするためにみなさんと力を合わせる決意です。
(しんぶん赤旗 2018.8.18付掲載)
2018年8月10日金曜日
命の大切さ痛感する夏
畠山和也 前衆院議員
「国民の願いを胸に」
広島・長崎への原爆投下から73年。北海道でも原爆死没者
追悼会がおこなわれ、私も参加しました。高校生の「私たち
の世代が、被爆者の話を聞いて引き継いでいく」というすが
すがしいスピーチが感動を広げました。
北海道に被爆者は292人が在住しています。追悼会後の
「語るつどい」では、「友達と遊んでいて、家に戻った
とたんに原爆が落ちた」など当時の生々しい話とともに、
「ずっと被ばくのことを語りたくなかったが、東日本大震災
での母親たちの心配が自分と同じで、何か伝えられればと語る
ことにした」思いも語られました。
命の大切さを、この間は痛感しています。猛暑だった7月の札幌市で、生活保護
を受けていた女性が熱中症により亡くなりました。電気を止められていました。
6年前の、札幌市での姉妹孤立死をすぐに思いだしました。その後、電気など
ライフラインにかかわる事業者は、生活保護者について行政とも連携を可能とする
通知が国から出されているのです。しっかり検証をして、同じ悲劇が起きないよう
に国や自治体が急いで取り組むできです。
被爆者の「核兵器禁止条約の批准を」という願いに背を向けて、豪雨警報が
あった晩には国民の安全より自民党の宴会を優先していた安倍首相。命を軽んじて
いる点で根っこは同じ。政治を変える決意を新たにする8月です。
(しんぶん赤旗 2018.8.10掲載)
2018年8月9日木曜日
命と人権をふみにじる政治を変えよう
岩渕 友参院議員
「国会かけある記」
連日30度超えの「災害」といわれる暑さのなか、札幌市
で60代の女性が熱中症で亡くなるという痛ましい事態が
起こりました。クーラーも扇風機もありながら、電気が
止められており使うことができませんでした。
この方は生活保護を利用されていましたが、ケース
ワーカーの訪問は定期的に行われておらず、今年1月の訪問
が最後だったといいます。2012年に札幌市で40代姉妹
の孤立死が起きたことをきっかけに、厚生労働省は事業者と
関係部局との連携を徹底するようにという通知を
していました。
さっそく、紙智子参院議員、畠山和也前衆院議員、真下紀子道議、池田由美札幌
市議と「電気事業者と自治体との連携体制をつくり、監督官庁としての責任を
果たせ」と、道経産局への緊急申し入れを行いました。
担当者は、「事業者からは、電気代が未納だからといって、一律に電気を止める
対応はしていないと聞いている」と言い訳しながらも、「一律に対応しないよう
改めて申し入れる」と答えました。ライフラインの確保は命のかかった問題であり、
様々な角度からの検証が求められます。同じ事態を二度と起こしてはなりません。
安倍政権のもとで、命やくらし、人権が踏みにじられる問題が相次いでいます。
今こそ憲法をくらしに生かす社会の実現が切実に求められていることを感じます。
安倍政権が進める憲法改悪を許さず、憲法を守り生かす社会の実現へ。力を尽くし
たいと思います。
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