2018年10月20日土曜日

農業犠牲にさせない


紙 智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 「安倍さんにこのままやらせていたら、日本農業はつぶさ
れる」。北海道・東川町の演説会で農業関係者からの訴えです。
9月26日、日米2国間の貿易交渉について、安倍首相がいくら
「あれは日米TAG(物品貿易協定)であって包括的なFTA
(自由貿易協定)とは違う」とごまかそうとしても、農民は
「自動車業界の要求を優先させ、農業を犠牲にしようとして
いる」と、不信感を募らせています。
 青森市議選と福島知事選、県議補欠選挙は28日が投票日
となります。沖縄県知事選での勝利を確信に、地方からも
安倍政治ノーの審判を下そう!青森市議選では、中学校までの子どもの医療費無料化
をはじめ市民の願いを前進させる6人全員の当選を。
 福島では、「福島切り捨ての安倍内閣にモノ言えぬ県民置き去り県政ではだめ。
県民の命とくらしを守る県政へ、9条改憲と原発再稼働に固執する安倍政権に審判
を下し、新しい政治を開こう!」と、安倍政治退場への声はますます高まっています。
 西日本豪雨災害対策が急がれれているのにカジノを優先させ、台風、大地震被害
より自民党総裁選を優先させ国会を開かなかった安倍政権。いよいよ臨時国会が始ま
ります。ブラックアウト(全域停電)の解明、災害から国民の命を守る抜本策、日米
FTA中止、安倍改憲も消費税10%増税も許さず、破たんした安倍政治終焉(しゅう
えん)へ力を合わせましょう。
 (しんぶん赤旗 2018.10.20付から転載)
 

2018年10月17日水曜日

選挙勝利へギアチェンジ


岩渕 友 参院議員
「国会かけある記」

 翁長前知事の遺志を継いで辺野古新基地建設反対を訴える
玉城デニーさんが、官邸丸抱えの相手候補に勝利した沖縄県
知事選挙。先日、デニー新知事が国会の日本共産党控室に
あいさつに来られました。議員団は嬉しさ爆発。拍手と歓声
で迎えました。14日投開票の沖縄県豊見城市長選挙でも、
「オール沖縄」の山川仁市長が誕生。沖縄県知事選挙の結果
は、市民と野党が本気の共闘を行えば、安倍政権を倒す
ことができるという展望を示しました。民意を踏みにじる
政治はもう終わりにしたい。
 13、14日に行われた第5回中央委員会総会では、当面するたたかいの最大の
課題として、安倍9条改憲阻止と来年10月の消費税10%増税中止を提起しま
した。その翌日、安倍首相は自衛隊観閲式で9条に自衛隊を書き込むと言い、消費税
増税方針を表明しました。いよいよ臨時国会も開会となります。民意を踏みにじる
安倍政権に、世論と運動、共闘の力で対決していく正念場です。
 5中総では、紙智子参院議員と畠山和也前衆院議員が、北海道地震での党の奮闘
と参議院選挙勝利の決意を発言しました。「使える制度はすべて使う。制度になって
いなくてもあきらめず切り開いていく」。現場の声を誰よりも聞き、その願いがどれ
だけ切実なのかが分かるからこその決意。この決意にこたえたい。
 統一地方選挙・参議院選挙勝利へギアチェンジを。安倍政権を倒し、自民党政治を
終わらせるときです。
 

2018年10月16日火曜日

町田知事誕生へ尽力


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 福島県知事選挙が告示されました。「新しい県政をつく
る会」からの要請に応え、町田かずし党県委員長が立候補
しています。
 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から7年7カ
月。安部政権が進める「福島切り捨て」と、「復興」押し
つけに県民がどれほど苦しめられているか。
 大問題になっている汚染水。国は海洋放出ありきで処分
を進めようとしていますが、多核種除去装置を通しタンク
保管されている汚染水の8割に基準値超えの放射性物質が
含まれていたことが明らかになり、怒りが広がっています。
 「汚染水を海に流すな」と、知事に言ってほしい。原発事故前は、「家族が東京
電力で働いているから、原発のことは言えない」と言われることもありました。
けれども事故後は「原発が安全だというのはウソだった。故郷が奪われ、家族は
バラバラ。自分と同じ思いをもう誰にもしてほしくない」という声を聞いて
きました。
 福島県からこそ「日本のどこにも原発いらない」との発信を。県民の立場で国と
東京電力にハッキリものが言えるかどうかが問われています。
 町田かずし候補ならこの願いを実現できます。同い年でともに活動してきました。
「情熱の40代」というキャッチフレーズがピッタリです。町田知事の誕生で、原発
事故を終わったことにする安倍政権にノーの審判を。私も力を尽くします。
 (しんぶん赤旗 2018.10.13付から掲載)

2018年10月11日木曜日

亡国の政治を倒すたたかい


紙 智子 参院議員
「国会かけある記」

 北海道を襲った台風と続く大地震から1カ月が経ちました。
いまだに500人近い被災者が避難所での生活を余儀なく
されています。冬を前に急がれる住まいの支援。
 9月27日には、畠山和也さん(北海道地震対策本部事務
局長)と政府へ要請を行なったら、翌日の28日に政府は
激甚災害指定を閣議決定したのに加え、新たな酪農対策を
はじめ支援策を発表しました。 いまある制度を活用すると
ともに、現場にあった支援策を求めることが大切です。
  安倍総理は、自民党の総裁選挙が終わり、総選挙で
勝ったかのごとく亡国の政治を加速させています。 「東方経済フォーラム」で
ロシアのプーチン大統領が安倍首相に向かって「年末までに前提条件なしで
(日ロの)平和条約を結ぼう」と言われても異論を挟まない安倍首相。
  アメリカのトランプ大統領には、わざわざ日本から事実上の日米FTA(自由
貿易協定)交渉を呼びかける亡国ぶり。日米共同声明の在日米国大使館訳は
「日米貿易協定の交渉」となっているのに、日本政府は「日米物品貿易協定
(TAG)」と造語まで作りました。ねつ造、改ざんはお手の物、ひどいものです。
  しかし、国民はだまされない。 政府からどんな圧力があろうが、辺野古の新基地
建設は許さないオール沖縄のうねり、過去最高の得票を得た玉城デニーさんの当選
には心から喜びました。日本の未来を感じます。 いよいよ臨時国会。暴走、亡国
政治を倒すたたかいが始まっています。

2018年10月3日水曜日

誰の方を向いた政治なのか


畠山和也前衆院議員
「かけある記」

 大地震から1カ月が経ちますが、余震のたびにドキッと
します。避難されている方はもとより、半壊や一部損壊の家に
いる方も苦労をこらえながら毎日を過ごされています。ため
こまないで、お困りのことは日本共産党へご相談ください。
 政府は復興へ補正予算を組むと発表しました。聞いてきた
声を反映させるため、紙智子参院議員の力を借りて政府への
緊急要請をおこないました。住宅支援や復旧事業、
液状化対策、農家支援などとともに、全道大停電の
検証や国の責任についても問いました。
 家屋が全壊した世帯には最大三百万円が支給される制度がありますが、これは
阪神・淡路大震災のときに被災者の運動があって実現したものでした。それまで
家の再建はすべて自己資金だったものを、変えることができたのです。だから、
今の制度では救えない苦難があっても絶対にあきらめない。法律を変える必要が
あるのなら、変えればいい。それが国会の仕事だと、私は現職のときに学びました。
ここが頑張り時です。
 安倍首相は、米国製の武器を大量に買うことをトランプ米大統領に約束した
ようです。一方で首相は、冬が来ても安心してくらせる住宅を準備すると被災者に
約束したでしょうか。誰の方を向いて政治をしているのかと、腹立たしく思う
毎日です。高橋知事も困ったことは国に責任を転嫁してばかりで、道民に寄り
添っている姿勢など私には見えません。道民が望んでいるのは、命を大事にする
政治です。