2018年10月3日水曜日

誰の方を向いた政治なのか


畠山和也前衆院議員
「かけある記」

 大地震から1カ月が経ちますが、余震のたびにドキッと
します。避難されている方はもとより、半壊や一部損壊の家に
いる方も苦労をこらえながら毎日を過ごされています。ため
こまないで、お困りのことは日本共産党へご相談ください。
 政府は復興へ補正予算を組むと発表しました。聞いてきた
声を反映させるため、紙智子参院議員の力を借りて政府への
緊急要請をおこないました。住宅支援や復旧事業、
液状化対策、農家支援などとともに、全道大停電の
検証や国の責任についても問いました。
 家屋が全壊した世帯には最大三百万円が支給される制度がありますが、これは
阪神・淡路大震災のときに被災者の運動があって実現したものでした。それまで
家の再建はすべて自己資金だったものを、変えることができたのです。だから、
今の制度では救えない苦難があっても絶対にあきらめない。法律を変える必要が
あるのなら、変えればいい。それが国会の仕事だと、私は現職のときに学びました。
ここが頑張り時です。
 安倍首相は、米国製の武器を大量に買うことをトランプ米大統領に約束した
ようです。一方で首相は、冬が来ても安心してくらせる住宅を準備すると被災者に
約束したでしょうか。誰の方を向いて政治をしているのかと、腹立たしく思う
毎日です。高橋知事も困ったことは国に責任を転嫁してばかりで、道民に寄り
添っている姿勢など私には見えません。道民が望んでいるのは、命を大事にする
政治です。