2018年12月22日土曜日

原発ゼロへ党派を超え



岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 日立によるイギリスでの原発建設計画の延期・凍結が
濃厚になっています。すでにトルコや台湾などへの原発
輸出を断念、保留しており、安倍首相が成長戦略だとして、
自らが原発メーカーと売り込みを進めてきた原発輸出政策
の行き詰まりはいよいよ明らかになっています。
ところが安倍政権は原発輸出に固執し、経団連会長が原発
の建て替え、新増設を口にしています。国民の声を聞け、福島の声を聞けと怒りが沸いてきます。
 今週、党派を超えた国会議員と有識者が参加する原発ゼロの会主催の福島視察に、高橋千鶴子衆院議員と参加しました。視察先は、除染で出た汚染土壌を再利用するための実証事業の現場です。実証事業が行われる地域の区長さんが「ふるさとを取り戻すための苦渋の決断だった」と話してくれました。住民が望む除染が行われず、苦渋の選択が押しつけられています。
 先日、福島県農民連のみなさんが行った国・東京電力交渉では、損害賠償のやり方をめぐって紛糾しました。加害者である東京電力がやり方を決めて被害者に押し付け、国もそれを認める。「勝手に決めるな!」という怒りは当然です。どちらの行動にも党派を超えて国会議員が参加しました。
 原発ゼロでも、原発事故をめぐる問題でも、野党の共同が広がっています。この共同をさらに大きくするために力を尽くしたいと思います。