2019年5月29日水曜日


紙智子 参議院議員
「希望を語る」


選挙は「社会は変わる」と言う希望を語ることが大事―批判は、誰でもできるけれど、ではどうしたらいいのか、この政治と社会を変える道はどこにあるのか、これは、日々研究しながら練り上げていかなければなりません。
希望を語るとはどういうことだろう、と話題になりました。ある人は「みんなの願いを前進させるために頑張る私が希望だ、だから私を落としたら希望をなくすよ」言ったら受けた、と。一同爆笑です。でも次の瞬間、うーん!確かに。われわれ日本共産党の存在が希望だ。なぜならば、日本共産党は、国民の苦難をなくすため。どんな悪政の元でも、それを打開するために不屈に全力で頑張り、あきらめない。どうやったら消費税増税を止められるか、貧困と格差をなくせるのか、どうやったら安倍政治を終わらせることができるのか、最も現実的な提案をしているのが我々だと確信をもって、リアルに語ることができるかだ、と。
 早速、福島の演説会に参加し、教員のみなさんと話しました。特別支援学級、支援員制度があるけれど、悩みながらやっている。しかし、話し合う場がない。
解決するためにどうするのか。話し合える場を作ることから始まると言います。ひとつ、希望が見えた瞬間です。盛岡では、農業関係者が「自民党ではだめだと思っている人が多い、共産党支持でいいのではないかと、職場で語る」と言われました。社会は変えられると言う希望を語ることが大事です。

2019年5月27日月曜日

展望・希望語りあう選挙に


岩渕友 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 参議院選挙にむけて、5野党・会派が全国32の1人区のうち新たに8選挙区で野党統一予定候補の一本化で合意しました。これで11選挙区で一本化が確認されました。
 東北では山形県と福島県で合意となり、福井県では共産党の候補が統一となりました。予定候補として奮闘されてきた山形県の浜田藤兵衛さん、福島県の野口徹郎さんに心から敬意を表するとともに、ひきつづき市民と野党の共闘の勝利、比例での躍進のために力をあわせたいと思います。
 福島県では、きょう25日、郡山市で志位委院長を迎えての演説会が開かれます。統一候補となった水野さちこさんも訴えます。安倍政治を終わらせる、その新しい一歩を踏み出す大事な演説会となりそうで、私も楽しみです。
 国会では維新議員が領土問題は戦争で解決という、あってはならない暴言を放ったことが大問題になっています。こうした発言が飛び出す背景には、9条改憲をしゃにむに進める安倍政権の姿勢があるからではないのか。憲法解釈を捻じ曲げ、集団的自衛権の行使容認、安保法制・戦争法を強行した安倍政権。改ざん、ねつ造、ウソとごまかしの政治を行い、憲法を守るべき総理自ら改憲を声高に叫んでいます。
 こんな政治はもう終わりにしたい。憲法が生かされる社会、国民の声が生きる社会を実現するために、多くの方と展望・希望を語りあう選挙にしたい。

2019年5月21日火曜日

戦争なんてとんでもない


畠山和也 前衆院議員
「かけある記」

「北方領土」奪還は「戦争しないとどうしようもない」と、丸山穂高衆議院議員(日本維新の会を除名)が暴言を吐きました。丸山議員が参加したビザなし交流の出発日は、私も国後島を眼前にした羅臼町で活動をしていた日。こんな議員が参加していたとは驚きでした。
 沖縄本島より面積も広く、かつては島全域に80以上もの漁業集落が点在していたという国後島。島を追われた元島民の平均年齢は84歳を超えています。お会いした湊屋稔町長は「ぜひ政治家は現地の思いを受け止めてほしい」と強調されていました。日ロ共同経済活動によって島が戻ってくるのかと、懸念や複雑な思いもあります。
 だからと言って戦争だなんて、絶対にありえない。根室市では元島民の方から「領土返還運動キャラバンも、昔は手弁当で行ったんだよ」との話も聞きました。粘り強く取り組んできた運動の歴史や領土が返ってこないゆえの苦労を聞いてきた者の一人として、どうしても丸山議員の発言は許されません。
 こんな発言が飛び出した背景には、「戦争できる国づくり」に執念を燃やしてきた安倍首相の政権運営があるのではないでしょうか。「戦争」の持つ意味が、軽くさせられてきたのです。さらに安倍首相は「参院選できちんと改憲を訴えていこう」と側近に述べました。
しかし、丸山議員へ批判が広がったように、国民は簡単に戦争など許さない。日本の平和をかけた参院選に、いっそう私も力を尽くします。

2019年5月18日土曜日

集落の意欲、苦労話に感動


紙智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 3日連続の質問となりました。農林水産委員会で、農地を集め
流動化させる農地中間管理機構法の改正をめぐり、政府質疑と
参考人質疑がありました。
 参考人として出席された和歌山県紀ノ川農協の宇田篤弘さんは、ミカンの産地で中山間地域だった和歌山の農業が、牛肉オレンジの自由化で大打撃を受け、耕作放棄地が拡大した中で、地域の再生をするために、地域にあった農産物生産に取り組んできた苦労話や、地域の人の意欲を引き出し、担い手を育ててきた経験を紹介しました。
 農地流動化・集約が先にありきではなく、集落全体でどんな将来を設計するのかの話し合いと目標を引き出すことが大事だと語りました。これぞ本質だと、感銘を受けました。
 沖縄北方特別委員会では、日ロ領土交渉と漁業問題を質問しましたが、「コメントない」との答弁をくり返す河野外相には怒りを覚えます。北方四島の交流事業で「北方領土は、戦争しないとどうしようもない」などと元島民に暴言を浴びせた国会議員には、「議員辞職せよ」と怒りが沸騰しています。
 いよいよ参議院選挙勝利に向けて走り出します。今週は、日本共産党の宮城県の議員団の政府交渉、来週は福島県、来月は北海道の政府交渉が予定されています。
 切実な要求実現、参議院選挙勝利で安倍暴走政治を終わらせましょう。

2019年5月14日火曜日

日本若者協議会と意見交


岩渕友 参議院議員
「国会かけある記」


 若者の声を政策に反映させようと、各政党に政策協議・提言を行っている日本若者協議会のみなさんとの意見交換会に参加しました。参加者の多くは高校生や大学生です。事前にテーマごとにグループで議論を行って提言をまとめたものを紹介してもらい意見交換をしました。

 参加したテーマは復興や防災など。貧困をテーマにしたグループも一緒でした。避難所の環境を改善をできないか、奨学金の情報を知らずに大学に進学できなかった友人がいたので情報提供の機会を増やしてほしいなどの意見が出されました。なるほどと思うのと同時に、問題の根本についても一緒に考えたいという思いも持ちました。奨学金の情報を得ることができても誰もが進学できる状況にはなりません。そもそも日本の学費はなぜこんなに高いのか。学費の引き下げや、給付制奨学金制度を誰でも利用できる制度にする必要があるのではないか。そんな思いも話しあいました。
    懇親会では、「貧困問題といえば共産党ですよね」「共産党に投票したことはないけれど政策がいい」「もっと政策を発信してほしい」などの意見が。日本共産党がどんな日本を目指しているのか、どう変えようとしているのか、それを伝えるためにどんなことが必要か。工夫も努力も必要だと感じました。予想される参議院選挙の公示までいよいよ2ヶ月をきりました。党の魅力や新しい政治を切り開く展望を大いに語りたいと思います。

2019年5月11日土曜日

言うべきこと、言わなきゃ


畠山和也 前衆院議員
「国民の願いを胸に」

 想定される参院選の公示まで2カ月を切りました。他党の候補も連日、訴えをしています。
 10日は、4島へビザなし訪問で出発する日でもあります。間近に見える国後島なのに自由に行けない理不尽さを道東に来てつくづく感じています。
 9日は根室市で元島民の方から話を伺いました。12年前に私が候補者活動を始めた時に、ご自身の苦労や4島の歴史を話して下さった方です。「元島民の平均年齢も84歳を超えました。次の世代に継承することが課題です」との話を聞き、いっそう責任の重さを実感しました。
 ”安倍首相は「2島返還で決着させるのではないか”と疑念が広がっています。
 ロシアへの「配慮」から、これまでの「日本固有の領土」とも言わなくなりました。元島民の方は「私が若い時は手弁当で本州まで返還運動キャラバンに行ったんだよ」と笑って話され、ポツリと述べた「相手の国に言うべきことを言わなきゃいけないのに」との言葉が心に残りました。
 戦闘機「爆買い」による米国いいなりも極まっています。安倍首相に外交を任せていたらどこに連れていかれるかわかりません。やっぱり参院選で安倍政権を終わらせたい。思いを強めつつ、まもなく羅臼町に到着です。

2019年5月8日水曜日

復興を応援する政治の責任を


紙智子 参議院議員
「国会かけある記」


5月1日のメーデー、3日の憲法記念日の集会に参加しました。
2日は、気になっていた北海道胆振東部地震の被災地であるむかわ町、安平町、厚真町の三町をはたやま和也参議院選挙区予定候補とともに訪ねました。
むかわ町は、昨年の地震直後に大きな打撃を受けて、倒壊していた建物も、かたづけや建て替えが進み、商店街も仮設店舗で再開するなど、日常を取り戻しつつあります。農協では、震災で破損した穀類や大豆の乾燥調整施設を応急措置で再開していますが、抜本的な対策が必要です。ちょうど春レタスの収穫の時期でした。毎朝4時半から満載のレタスをトラックが出荷貯蔵施設にどんどん運び込んでいます。しかし、10連休で市場に出荷できず、一時冷蔵保管しなければならないというのです。そのために価格がひと箱1500円から1200円に落ちてしまう。若い農家の担い手が増えているだけに、農協も、収入が落ちないように必死で支えようとしています。
地震と停電で、搾乳した生乳を5日間も廃棄せざるを得なかった安平町の酪農家も、山の崩壊によって家ごと土砂の下敷きになり、妻と子、親を失った厚真町の稲作農家の方も、絶望と悲しみを乗り越えて必死に生きる姿を目にしました。直面している課題、新たな課題に迅速に対応し、生活と生業、地域の再建を支援することが必要です。震災から8か月、人々の営み、地域の復興を応援する政治の責任を痛感しました。