2022年6月29日水曜日

苦難あるところに日本共産党

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


参議院選挙が始まりました。比例代表選挙で必ず5議席を勝ち取り、畠山和也さんを国政に、と訴えています。

 ロシアのウクライナ侵略を受けて、昨年の総選挙から大きく様変わりしました。軍事増強の道に進むのか、9条を生かし外交の力で平和の道をめざすのかが、鋭く問われています。

 敵基地攻撃能力や核共有など、1年前なら考えられないことを、平気で口にする自民に公明、維新、その流れに組みする国民。改憲をあおり、軍事費の倍化さえも主張しています。殺し合う世界などいいはずがありません。

 先日、核兵器禁止条約の第一回締約国会議は「核抑止論は誤り」とする「ウイーン宣言」を採択し、核兵器の脅威を根絶するには全面廃絶以外ないという固い決意を示しました。

 それなのに、唯一の被爆国である日本政府は参加していません。極めて残念です。ならば、堂々と参加する政府に変えたいと思います。

 安倍政権が広げた格差と貧困、分断と対立の政治を変えることも重要です。先日、真剣に話を聞いてくれる若い女性と対話すると「初めて投票に行くので話を聞いて考えたいと思った。ジェンダー平等など、とても共感したので共産党に入れます」と話してくれました。アベノミクスが進めた冷たく弱い経済を、やさしく強い経済に変えることも重要なテーマです。物価高騰から庶民の生活を守る。苦難あるところに日本共産党、選挙に勝利し党創立100周年を皆さんと祝いたいと思います。


2022年6月22日水曜日

「人と環境にやさしい農林漁業への転換」を

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


日本共産党の参議院選挙政策を農林水産関係の中央団体に届け懇談しました。農地政策を担う農業委員会の全国組織である全国農業会議所、日本の林業を支える森林組合の連合会である全森連、漁業者の協同組合である全漁連、農業団体などです。

党農林・漁民局長になり、コロナ禍の一時を除いて、党大会や選挙政策が発表された時など、節々で欠かさず足を運んできました。日本共産党の政策、農林魚業分野の政策を伝えると同時に、国政への要望を聞き、国会論戦に生かしてきました。

変化があったのは2009年、民主党政権が発足し、自民党が下野した時です。いくつかの団体が、それまでの方針を「全方位外交」(特定の党とだけ関係を持つのではなくすべての党と関係を持つ)に変え、日本共産党にも団体の大会の案内などが要請されるようになりました。大会に日本共産党の志位和夫委員長が参加してあいさつしました。全森連の大会では、初めて日本共産党の挨拶を聞き、「自分たちの一番言いたいことを言ってくれた。胸打たれた」と、満場の拍手が起きました。その後、各地の森林組合を訪問したとき、どこでも「共産党への拍手が一番大きかった」と話題になりました。

安倍政権以来、自己責任を迫る新自由主義農政が生産者や団体に苦難を強いています。「人と環境にやさしい農林漁業への転換」を心を込めて届け、新しい仲間も増やすために頑張ります。


2022年6月18日土曜日

力強い訴え 躍進へ全力

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 第208回国会が15日に閉会しました。224日に突然ロシアによるウクライナ侵略という衝撃的なニュースが流れて以降、人々の意識も大きく動きました。

 コロナ感染拡大への不安に加え、「どうしたら戦争をやめさせることができるのか」「物価高で暮らしが圧迫されている状況をなんとかして」など、切実な声が渦巻いています。

 この中で迎える参議院選挙は、平和と憲法、暮らしと経済をめぐり、どの党・候補者が国民の願い、期待に応えるかが問われます。

 閉会日に有楽町で改選となる日本共産党の現職と候補者6人の街頭演説が行われました。原発事故さえなかったら失われることがなかった命、当たり前の暮らしがあったと福島原発事故の被害の実態を示しながら、原発ゼロの決断を政府に迫り、同時に食料もエネルギーも自給率を上げようと訴えるいわぶち友さんの声が遠くまでよく通ります。

 学費を下げもっと教育予算を!国民の命がかかる気候変動対策に本気の政治を訴える、たけだ良介さん、消費税減税、優しく強い経済はこうすればできると提案する大門みきしさん、ジェンダー平等を具体的に追求し根付かせる力を存分に発揮する田村智子さん。再び国会へ戻り、山添拓さんと弁護士コンビで大軍拡・改憲止めるために働くと訴えた、にひそうへいさん。

 一人ひとりの訴えが力強く響き、「そのとおり」の声がかかります。全国は一つ、日本共産党の躍進を勝ちとるために私も頑張ります。


2022年6月15日水曜日

一緒に底力を

  

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


 いよいよ来週、参院選の公示を迎えます。憲法9条を守りいかす政治にしようと堂々と訴えます。

 3年前の参院選に続き、新社会党北海道本部さんから推薦をいただきました。感謝の思いでいっぱいです。「今こそ野党が9条の価値を訴えるときですね」と語りあい、冬季五輪招致に対する住民投票もしないでいいのかと話がはずみました。その後、「戦争させない市民の風・北海道」さんからも推薦をいただき、身が引き締まる思いです。政治を変える道は、やっぱり共闘です。

 新ひだか町で「ロシアのウクライナ侵略は許しません」と演説を始めたら、高校生が「そうだ!」と大声で応え、最後まで聞いてくれました。保育士さんの後援会では「私の子どもも、絶対に戦争には送りたくない」との発言に、参加された方がいっせいにウンウン。戦争や軍事力とは違う道があることを、心をこめて訴えていきたい。

 物価高騰が農業用肥料にも及び、価格が一・八倍になると聞いた農家は「百万円単位で出費が増える」と頭を抱えました。つどいの場に年金減額通知を持ってきてくれた方は「共産党を勝たせないと」と意気盛ん。日に日に岸田政権への不満や怒りは高まっています。こういう時こそ日本共産党の出番だと、力いっぱい広げます。

  いわぶち友議員の宝の議席を確保して、必ず比例5議席を。北海道選挙区でも議席を勝ち取って、松橋ちはるさんの思いを実に結びたい。いっしょに底力を出しあって、必ず勝利をつかみましょう。


2022年6月11日土曜日

いわぶちさんの眼力

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 「そうだ!」。小樽と札幌での街頭演説。山下芳生副委員長が戦没学生の手記『きけ わだつみのこえ』を紹介した時に、いわぶち友議員が隣で声をあげるのです。いつも以上に凛(りん)とした声から本気さが伝わり、私の背筋も伸びました。

 いわぶちさんは、話をされている方と心が近づいた瞬間に大きく目を開きます。とてもうれしそうな目をしています。しかし、国会の質問を見ていると、その目は「眼力」となって政府に迫っていました。私が首相だったら、いわぶちさんの顔を見ながらの答弁は絶対にできません。

 いわぶちさんと初めて会う時に、とても緊張していたことを覚えています。故郷を奪われ、県民同士も分断された原発事故に直面した経験を、どれだけ私が理解できるだろうかと不安だったのです。しかし、いわぶちさんは気さくにあの目で語りかけてくれました。

 最近、いわぶちさんが他の方の演説を聞いて、目頭を押さえる場面を見るようになりました。山下さんの演説にも、何度も「そうだ」の声が飛び出します。国民の苦しみに寄り添う、いわぶちさんの〝宝の議席〟を何としても勝ち取らなければ。くり返し「比例は日本共産党」と訴えていきたい。

 もちろん私も松橋千春さんの思いを背負って議席をめざします。戦争か平和かが問われる参院選でフラフラする党では、国民の願いに応えられません。いわぶちさんと一緒に国政の場で堂々と働きたい。


2022年6月8日水曜日

訴えが共感呼ぶ

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


  小樽と札幌で山下芳生副委員長、はたやま和也さん、佐々木とし子さんと訴えました。現地にも多くの方に足を運んでいただき、オンラインでも全道のみなさんに視聴いただきました。ありがとうございます。

 冷たい風が吹くなかにもかかわらず、街頭には「ストップ改憲」「ロシアのウクライナ侵略許さない」などの横断幕やプラスターがあちこちに。戦争をさせないという熱い思いを感じました。

 信号待ちで目の前に停まった車の窓を開いて、聞いてくれ、「高すぎる学費はせめて半額に」との訴えに、学生のみなさんが拍手してくれました。党の訴えが響き合っていることを実感しています。

 原発避難者訴訟で東京電力の賠償が確定したことを受け、東電が原告に対し「人生を狂わせ、取返しのつかない被害を及ぼした」と謝罪しました。訴訟を起こされなくても自らの責任を認め謝罪するのが当然ではないか。原発や石炭火力をやめ、省エネと地域と共生する再生可能エネルギーの導入を進めてこそ、エネルギーの海外依存から抜け出し、地域に雇用をつくり経済を元気にすることにつながります。

 札幌地裁は津波対策が不十分だとして、泊原発の運転差し止めを命じました。泊原発が停止して10年。道民のみなさんの世論と運動が再稼働を許してきませんでした。

 いよいよ選挙です。泊原発を再稼働させず廃炉させる。そのためにも国会に押し上げてください。全力を尽くす決意です。


2022年6月4日土曜日

減税ついに86カ国に

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 タマネギが高い!こんな声があちこちで寄せられます。先日、スーパーでタマネギを見たら1個100円以上。買おうか迷って、結局買いませんでした。

 物価高騰はあらゆる分野に及び、くらしと商売を直撃しています。物価高騰に一番効果があるのが消費税減税です。

 私が所属している経済産業委員会でも、野党はどの党も消費税減税が必要だと質問しています。それだけくらしの大変さが深刻になっていることを示しているのだと思います。ところが岸田政権は一貫して拒否し続けています。

 こうした事態を受けて、参議院に消費税を5%に減税し、インボイスを中止する法案を提案しました。私も提出者の一人です。世界でも減税を決断する国ぐにが、コロナ禍のもとで増え続けてきましたが、ついに86カ国にまで広がりました。日本でも何としても実現したい。参議院選挙はまさに、くらしのかかった選挙です。

 党国会議員団として2日、被災地の漁業・水産業の危機を打開するための申し入れを、紙智子さん、高橋千鶴子さんと行いました。

 漁業者の方々が東日本大震災から生業(なりわい)を取り戻すために努力を重ねてきたところに、水産庁も「過去に経験したことのない変化」と認める全国的な不漁が深刻なところに、コロナ禍や燃油高騰が直撃。従来の枠を超えた支援を求めるとともに、海洋放出強行をストップさせるために力を尽くします。

2022年6月1日水曜日

国民を泣かす政治を変えたい

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


 「就職氷河期にリーマンショック。就職したのに給料が上がらない日本に、希望など見えませんでした」。語るつどいに参加された40代の方は、続けて「労働組合の集まりに行っても、私のような労働者の姿が見られませんでした。みんな声を出せないのです」と話されました。若い世代は、きっと似た思いがあるはずです。

 「正直に言って、水田活用交付金の見直しは困っています」と、ある農協での対話。畑や牧草地に転換したのに、また水田へ戻すなど難しい。耕作放棄が増えるとの心配も出ています。食料自給率を高めることこそ必要なのに、農家の生産意欲を奪う政治でいいのかと腹立たしくなります。

 ある町で、足を止めて街頭演説を聞いてくれた方は90歳。私を激励した後に「ところで仕事はないかい」と衝撃の一言。見た目もお体も元気そうでしたが、この年齢で稼ぐ場を求めているとは。年金削減の罪深さを痛感しました。岸田首相の「聞く力」とは、いったい何だったのか。

 首相はバイデン米大統領に「防衛費の増額」を約束しました。その財源は国民への増税か、社会保障の削減でまかなうのでしょう。この間、どれだけの国民が生活苦に泣かされてきたことか。軍備拡大より外交努力を強めることで、くらしにまわす財源を増やすことになるのです。「憲法9条をいかす政治」を掲げてがんばりたい。

 冒頭に紹介した40代の方は、快く日本共産党に入党されました。変化の力は広がっています。