2022年7月30日土曜日

暗雲をふきはらった

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

 参議院選挙が終わって1週間後の717日に岩手県の花巻市議選が告示されました。5人はみだしの大激戦でした。第一声の応援に入り、照井明子さん、桜井肇さん、久保田彰孝さんの3人の必勝を訴えました。

 4年前は照井さんと桜井さんの2人に久保田さんが加わり3人に躍進。それによって会派を結成することができ、その力でコロナ対策では希望者全員ができるPCR検査体制を整備、緊急スクールサポートスタッフ(教員の補助)の再配備、子ども医療費助成の高校生までの拡大、米価暴落対策の市独自の補助など、切実な要求を次つぎと実現させてきました。「3人の議員団で市民要求の実現を!花巻から市民と野党の分断を跳ね返し、岸田政権による改憲、軍事費2倍化などの悪政にストップを」と訴えました。24日には3人全員そろって勝利し、暗雲をふきはらいました。

 国会では26日に参議院選挙の当選議員を含めた議員団会議が開かれました。東京選挙区の山添拓さん、比例代表で復帰した仁比聡平さん、再選を果たした田村智子さん、岩渕友さんが決意表明。笠井亮衆院議員からはウィーンで開かれた核兵器禁止条約第1回締約国会議の報告があり、条約をつくった画期性、「ウィーン宣言」の意義の大きさを痛感しました。

 新型コロナ感染症「第7波」から国民の命を守り、物価高騰から暮らしを守る。安倍氏の国葬問題、旧統一教会問題などやるべき課題に果敢に取り組みます。

2022年7月28日木曜日

国会内外の活動に新たな決意で


紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


参議院選挙後の初めての総がかり行動「ウィメンズアクション」が、東京有楽町で行われスピーチしました。選挙結果の報告とともに、「憲法9条改憲NO!」「ジェンダー平等を政策実現」するために国民運動の発展を呼びかけました。

 「自民党が圧勝・大勝」と報道されていますが、比例代表で前回(2019年)よりも一議席減、昨年の総選挙から得票数も得票率も減らしています。

 市民と野党の共闘を分断する攻撃の中で、一人区では自民党に議席を許しました。市民と野党の共闘にこそ未来があります。東京で、山添拓さんが3位で当選しました。最終盤、全国から支援をうけるとともに、若い世代のみなさんのボランティア、サポーター等、様々な総意を生かした取り組みで、宝の議席を守ることができました。うれしいかぎりです。しかし、日本共産党は比例で議席を減らしました。しっかり総括をして引き続き頑張る決意です。

 8月3日から臨時国会が召集されます。安倍晋三元総理大臣銃撃事件で、社会的注目が集まっている旧統一協会(世界平和統一家庭連合)。党議員団として追及チームをつくり、元しんぶん赤旗記者として旧統一教会の取材を行ってきた柿田睦夫氏から、その歴史と政界との関係などをオンラインで聞き、認識を深めました。多くの被害者が苦しんでおり、政界にも影響を及ぼしているだけに、取り組みを強めていきます。


2022年7月23日土曜日

草の根の共同で

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


 党員・後援会員・サポーターのみなさんの支えがあり、北海道では佐々木とし子比例候補とともに、参院選挙をたたかうことができました。松橋千春さんの分まで訴えなければと必死の思いでした。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。あいさつまわりは札幌市周辺が多いのですが、道内各地にも時期を見て伺います。

 比例議席の後退は残念ですが、岩渕友さんの再選は本当にうれしい。あいさつで札幌に来られた岩渕さんの笑顔に、疲れも吹き飛びました。北海道では来週、紋別市と本別町での議員選挙、小樽市での市長選挙と続きます。元気に応援へと回っていきます。

 「核のごみ」文献調査が続く寿都(すっつ)町では、町長候補としてたたかった越前谷由樹さんはじめ、反対の声を上げてきた町民の方が駆け付けてくださいました。演説後にグータッチで回ると、お1人がポロポロと涙を流して言葉になりません。「どの候補も核のごみについて触れなくて怒っていたんですよ」と地元の町議が教えてくれました。

 今回の選挙では、多くの方がマイクを握って私と一緒に訴えてくれました。憲法、ジェンダー、消費税、地方経済などテーマは違えど、今こそ声を上げなければとの強い思いが伝わってきました。これまでの共同を土台に結びつきは強まっています。改憲を止め、政治を変える力は草の根の共同だと確信しています。

 しっかり力をつけて来年の統一地方選へ。私も全力を尽くす決意です。

2022年7月21日木曜日

新たな出会いを大切にしたい

  



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


参議院選挙で2期目、国会に送っていただきました。ご支援をいただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに感謝を申し上げます。選挙区候補の畠山和也さん、比例候補の佐々木とし子さん、交通事故によるけがで畠山さんにバトンを渡した松橋千春さんの奮闘敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。東京選挙区の山添拓さんが勝利、比例では3議席となり、大門みきしさん、武田良介さんの議席を失いました。6年間、2倍、3倍頑張らなくてはならないと決意しています。

 選挙中、多くの願いが寄せられました。Twitterで演説個所を見て駆けつけてくれた方は「同性婚を実現してほしい。だから共産党に伸びてほしい」。学校の先生をしているという方が他県から演説を聞きにきて「憲法を守りたいと思っている。どの党なら自分の願いを託せるか、候補者の訴えを直接聞いている。今日の訴えを聞いて、どの党に投票するか決めた」とエールをもらいました。この真剣な思いにこたえたいし、初めて演説を聞いたという方、投票した方、選挙ボランティアをした方など、新しい出会いを大切にしたいと思っています。

 選挙直後の7月15日、日本共産党100周年を迎えました。命をかけて反戦平和を貫いた100年の歩みに信頼と期待が寄せられたとも感じています。この党をもっと大きく。これからの100年に向けても全力を尽くしたい。


2022年7月15日金曜日

胸を張って新たな決意で

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


「くらしが大変なので減税してほしいです」「農業の現状が心配」「一番の関心は労働環境かな」。選挙最終日に、足を止めて最後まで演説を聞いてくれた青年たちの声です。身近な明日もこれからの未来も見通せない、その不安に応える活動を広げなければと痛感しました。

 松橋ちはるさんの思いを継ぎつつ、多くの方といっしょに声をあげた参院選でした。「戦争させない市民の風・北海道」と新社会党北海道本部から推薦をいただき、グリーン9条の会世話人の植田英隆さん、室工大大学院教授の清末愛砂さん、洞爺湖町長の下道英明さん、女のスペース・おん理事の近藤恵子さんが初めてマイクを握ってくださいました。平和、人権、地域経済、ジェンダーなど、お一人お一人の言葉が胸に響きました。

 議席に届かなかった私自身の力不足を受け止めつつ、切実な要望を実現するため、いっそう地に足をつけた活動に力をあわせたい。比例3議席を獲得し、再選できた岩渕友参議院議員はじめ国会との連携も強めます。掲げた公約は間違いないものですし、胸を張って、新たな決意でがんばります。

 全道の党員・後援会員・サポーターのみなさんから、たくさんの激励をいただきました。日本共産党100年の歴史は、このような一人一人の粘り強さがあったからこそ。この草の根の力が強くなれば必ず社会は変えられます。

 来年には統一地方選挙があります。引き続き日本共産党へのお力添えをお願いします。


2022年7月6日水曜日

福島、宮城は燃えている

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


6月26日、札幌から、27日は福島へ。雷が鳴り響き大雨の合間に保原駅前で丸本ゆみこ比例代表候補と訴え、二本松市の安達農民後援会の決起集会に参加しました。

 この大雨では、来られないのではと心配しながら玄関を開けると、何と靴がいっぱい。奥の方にも参加者がいっぱい。私がお話をしたあとに参加者からの発言が続きました。

 「折り入って作戦をライン仲間80人にやっている。『支持するよ』と返事をくれた人には『ありがとう! 家族とか知り合いで支持を頼めるか?』と頼んでいる」との発言に続き、「オレが共産党に入党してから40数年、入党の一番の理由は、戦争に命がけで反対した党だから。今度の選挙は本気で改憲を止めないとやばい」など魂に訴える発言が続きました。私から「全国農業農民後援会」に激励メッセージをSNSで発信したいと提起し、みなさんと2分間動画で「頑張るぞ!」と決意を固め合いました。岩渕友比例候補の地元、福島は燃えています。

 28日は仙台で朝8時から、花木のりあき比例代表候補と、午前中は庄司あかり市議、午後、ふるくぼ和子市議と街頭から訴えました。若林区での花木個人演説会に参加。仙台市議を長く務めた花木候補の語り口は、冷静で知性あふれ参加者をうなずかせます。実績ある試され済みの政治家です。個人演説会では、並べたイスでは足りず追加するほど参加者ぶり。選挙に勝ちたい、勝とうとの思いを強く感じました。