岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」
田んぼに黄金色の稲穂がゆれ、稲刈り真っ盛りの時期です。この間、各地のJAとの懇談や農家を訪問して話をうかがっています。どこでも、今年の米の出来はどうか、米が足りるのか足りないのか、価格はどうなるか、そして自民党農政への意見が次々出されます。
あるJAでは、「そもそも食糧管理制度をやめたのが問題ではないのか。元に戻した方がいいのではという声もある」と。別のJAでは、「米の増産というけれど、大規模農家の支援ばかりではなく、中規模、小規模の農家の支援が必要だと思う」との意見が出されました。さらに、「今、農村は人がいなくなって、地域のおまつりもできなくなっている。農村政策にもっと力を入れてほしい」という要望もいただきました。
農家を訪ねると、「増産といっても種もみもないし、これまで飼料用米を作っていた人が主食用米を作るようになったら、飼料用米を使っていた人たちが困ることになる。政府は現場を知っているのか」など、怒りの声が寄せられました。
自民党農政の矛盾があふれていること、そのことへの怒りが広がっていると感じました。同時に、党の政策と一致するところが多いとも感じています。
先日うかがった山形県鶴岡市では、市議会で農業を持続可能にする所得補償を求める請願が全会一致で採択されたそうです。様々なところで変化が生まれています。
自民党農政を大もとから変えるために日本共産党の出番です。引き続きみなさんから学びたいと思います。