2025年10月29日水曜日

大軍拡よりくらしに予算を

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


いよいよ臨時国会が始まりました。高市氏が首相に選ばれたものの、参議院では決選投票となり、過半数に満たなかった1回目の票にわずか2票の上乗せにしかなりませんでした。

 24日には高市首相の所信表明演説が行われました。自民党議員が懸命に拍手する一方、連立した維新の会の議員席はシーンとして拍手もまばら。

 自民党が総裁選や数合わせに明けくれている間にも、物価高で暮らしはますます大変になっているのに、高市首相は給付金はやらないと言い、消費税に一言も触れませんでした。参議院選挙で消費税減税を訴えた議員が多いはずなのに、共産党が「消費税について議論を」と求めてものらりくらり。

 今こそ、消費税減税を求める声を広げて高市政権に迫っていきたい。国民には消費税を押し付ける一方、大企業には減税。不公平な税制そのものを見直すときです。

 首相は、来日するトランプ大統領へのお土産とばかりに、5年間で43兆円という大軍拡を前倒しで今年度中に行うと表明しました。さらにくらしの予算を削ろうというのでしょうか。

 悪政の突破口として、議員定数削減をこの臨時国会でやるといいます。先日、定数削減反対の街頭宣伝を行いましたが、署名も始まっています。国会でも党派を超えて、国民のみなさんとも力を合わせていきたいと思います。


2025年10月22日水曜日

悪政を進めるための比例削減を止めよう

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

自民・維新による高市政権が発足しました。国民民主や参政も、実質的な協力を進めることでしょう。これらの党は、せっかく総選挙と参院選で自民党に審判を下した民意を何だと思っているのか。企業・団体献金の禁止だって結局、棚上げにしてしまいました。

 「生活が苦しい家庭が増えているように思います」とは、ある子ども食堂の支援者さん。「新米が高くて手が出ない」「冬を前に高い灯油代が今から心配」と、行く先々で聞きました。病院も業者も、この物価高では経営が苦しくなる一方です。

 道民世論調査で、泊原発の再稼働に賛成が五十二%と報じられました。高すぎる電気料金を下げてほしいというのが一番の理由です。確かに本当に厳しいです。しかし、原発を稼働した関西電力でも、引き下げ額は3%ほどといいます。それなら消費税5%減税のほうが効果的ではないでしょうか。

 臨時国会を開いて物価高騰対策こそ急ぐべきなのに、国民の切実な声に応えず、国会議員定数の削減を急げというのが維新です。社会保障制度の改悪・削減と、さらなる大軍拡、スパイ防止法、憲法改悪などで自民と合意しています。

 比例議席を減らすことは多様な民意を切り捨てることであり、政権に批判的な政党を排除すること。悪政を進める狙いが透けて見えるではありませんか。事態は風雲急、負けられません。日本共産党は、比例定数削減に反対する署名を呼びかけています。ぜひ、お広げください。 


2025年10月15日水曜日

自民党政治終わらせる

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


農林水産委員になり、道内の実態をつかもうと、はたやま和也さんと団体などを訪問しました。どこでも出されたのが気候変動による影響と人手不足の問題です。

 サケの水揚げが昨年の半分、玉ねぎやじゃがいもが小さいなどの影響がでています。道立総合研究機構の余市町にある水産試験場と長沼町の農業試験場では、気候変動の実態と対策の研究についてうかがいました。かつては冷害対策に取り組んできた北海道でも、高温対策が重要な課題になっています。

 人手不足を支えているのが外国の方々だということもよく分かりました。欠かすことができない存在であり、関係性を築いていくために地域で様々な努力が行われています。排外主義が広がることへの懸念も口々に語られました。

 「大臣がかわる度に政策が変わることが怖い。子どもがやりたいと思うような農業政策にしてほしい」「やっぱり価格保障や所得補償が必要」「食料安全保障は重要で、農業予算をもっと増やすべき」など、若手農家の方や組合長さんの言葉にうなずくことばかり。持続可能な農林水産業をどうつくっていくのか。国会でしっかり議論していきたいと思います。

 調査後、公明党が政権離脱のニュースが飛び込んできました。これまで自民党だけではできなかった悪政を一緒に進めてきたことの責任は重いものがあります。その公明党でさえ離脱する自民党政治。終わらせるためにみなさんと力を合わせていきたいと思います。


2025年10月8日水曜日

新しい共同をつくる先頭に

  

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

先月末に、衆議院比例・北海道ブロックの候補となることが発表されました。「今度こそ」と何度も言ってきましたが、今度こそ議席奪還を果たしたい。あらためて、ご支援を心からお願いします。

 高市早苗氏が新たな自民党総裁となりました。止まらぬ物価高、その一方で医療費の負担増や病院の経営危機など、くらしの安心に向き合う施策は見られません。大軍拡や排外主義、憲法を変えようという姿勢は突出しています。裏金事件は幕引きの様相です。

 国民民主や維新が連立政権に加わるかもしれないし、参政は協力姿勢を表明しています。せっかく自公を少数にしたというのに、さらに悪政を進める政権となることなど許されない。新しい共同や対抗軸を、急いでつくらなければ。

 「看護師が足りません。助勤で来てくれるのが申し訳ないと、少ない看護師が休まずまわしています」「消費税減税を願っていた業者は多い。もうギリギリです」。あいさつにまわった先で、切実な実態が寄せられました。街頭や大学前では、若い世代との対話がはずむし仲間が増えると、民青同盟の奮闘ぶりも聞き励まされました。

 要求と模索は強まっています。何を変えたらいいのかと、多くの方が考えています。対話を広げ、変える道筋を話し合い、日本共産党の政策や役割を伝えていければ、今度こそ議席奪還へつながると確信しています。新しい共同をつくるためにも、元気に道内各地をまわっていきます。