2024年11月20日水曜日

政治を前に進めるために

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


総選挙後初となる特別国会が終わりました。自民・公明の与党が過半数割れとなったことによる変化がさっそく表れています。衆議院では首相を選ぶ首班指名選挙で30年ぶりの決戦投票となりました。野党が7つの常任委員会で委員長を占め、予算委員長や、総裁選挙でも総選挙でも大きな争点となった選択的夫婦別姓について議論することになる法務委員長を立憲民主党が担うことになりました。

 日本共産党は、学生のみなさんの運動が広がる学費値上げストップを求め、新たに議員となった堀川朗子さんがさっそく質問主意書を提出し、各党に力を合わせようと呼びかける準備を始めています。自民党以外は一致し、要求を実現する可能性が開けています。

 しかし、自動的には実現しません。国民のみなさんと力を合わせて世論と運動を広げること、国会論戦が大事です。

 参議院も自民党議員が「野党と丁寧に話し合いをしないと」と話しかけてくるなど、変化を感じます。来年は都議選と参議院選挙です。今度こそ勝利できるように力をつけていきたい。

 本格的な論戦の場となる臨時国会をめぐって、早期の開催をあらゆる機会をとらえて求めてきました。28日召集という報道もありますが、徹底的な論戦と裏金事件の真相究明と改定政治資金規正法改正など、やることは山積みです。やりがいある国会。政治を前に進めるために奮闘します。


2024年11月13日水曜日

国民要求の実現へ

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


いま11日の朝。これから特別国会が始まります。政府が外交日程を優先したため、会期は4日間だけです。

 自公政権は総選挙で、裏金問題や統一協会との癒着、経済無策に国民の厳しい審判を受けましたが、継続する見込みです。6月に通常国会が閉会された後、自民党の総裁選挙や立憲民主党の代表選挙が続きました。石破茂新政権が10月すぐに衆議院を解散し総選挙になったため、国民の暮らしにかかわる課題が横に置かれ、まったく審議されないまま半年が過ぎました。

 日本共産党は総選挙で下された国民の民意に基づき、きちんと会期を確保し十分な審議をするように求め、選挙で国民に訴えてきた公約を実現するため、取り組みを始めています。

 さっそく、新しく衆議院議員になった田村智子委員長、辰巳孝太郎さん、堀川朗子(あきこ)さん、大門実紀史参議院議員とともに選択的夫婦別姓の制度導入へ向け、党議員団の勉強会を行いました。

 国連の女性差別撤廃委員会が開かれたジュネーブで選択的夫婦別姓についてロビー活動をしてきた「一般社団法人の「あすには」の井田奈穂代表理事を講師に招き、日本政府への4回目の勧告が出された背景や、実現するために必要な取り組みについて学びました。

 8日には、日々谷野外音楽堂で全日本年金者組合、全労連などが物価高騰と生活苦に「もう黙っていられない」と集会とパレードを行いました。農業・漁業の課題は山積しています。国民要求を1つ1つ前進させ、実らせていくために力を尽くします。


2024年11月6日水曜日

国民の力で確実に前に

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


選挙でのご支援に心から感謝いたします。奮闘のはたやま和也さん、小選挙区候補のみなさん、ともに活動した党員、後援会員、サポーターのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。力を蓄え、みなさんの声に学び、今度こそ勝利をつかみたいと思います。

 選挙全体としては、自民・公明が過半数割れの厳しい審判が下りました。自公を追い詰めたのはしんぶん赤旗のスクープと、国民のみなさんの怒り、政治を変えたいという思いです。選挙中に赤旗が、自民党が非公認候補にも政党助成金2000万円を渡していたことを暴いたことは流れを変えました。ところが、選挙最終日、福島で青年後援会のみなさんとシール投票をして驚いたのは、ほぼ全員が裏金事件を知っていて怒っているけれど、裏金事件を暴いたのがしんぶん赤旗だと知っている人は一人もいませんでした。赤旗も知らない、日本共産党のこともよく知らなかったんじゃないかなとも思います。選挙後、1300人を超える方々からしんぶん赤旗の申し込みが寄せられています。赤旗と党の魅力をもっと多くの方に伝えるチャンスです。

 新しい国会では、企業・団体献金の禁止、選択的夫婦別姓など実現したいことが山盛りです。また、改憲勢力が3分の2に届かなかったことで簡単に改憲発議ができない状況になりました。政治は国民の力で確実に前に進んでいる。私も大いに奮闘したいと思います。


2024年10月30日水曜日

こういう時こそ地に足つけて

 

畠山 和也 元衆議院議員

「かけある記」


全道の党員や後援会員・サポーターのみなさんから力強いご支援をいただきながら、比例議席の奪還はかないませんでした。この紙上で感謝を述べることは公職選挙法の関係からできませんので、各地をまわってお話できればと思います。

 何より「政治を変えたい」という国民の声が、自民党への厳しい審判となってあらわれました。裏金事件に続き、非公認とした候補の政党支部へ2000万円を支出していたことへの怒りは、日に日に広がっていきました。ここまで自民党を追い込んだのは、間違いなく「しんぶん赤旗」の力です。

 学費を払えずに退学せざるを得なかった大学生、年金が減らされて生活苦を訴えた高齢者、医者も看護師も介護職員もバス運転手も足りないという地域の声――選挙期間に、何度も切実な声を聞きました。「頼みますよ」との期待に応えたかった。

 国民の批判や強い願いの前に、自民党は押されっぱなしでした。石破首相も自民党総裁選で、選択的夫婦別姓や現行保険証の存続などを掲げざるを得ませんでした。日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、核兵器廃絶への願いもさらに強まりました。世論を広げて新しい国会で実現へ、私も北海道でがんばります。

 新しい国会議員は本当に国民の願いに応えられるのか、さらに厳しい目が向けられます。来夏の参院選まで1年もありません。こういう時こそ地に足つけて、日本共産党の政策や値打ちをこつこつと広げていく活動に力を尽くします。


2024年10月23日水曜日

みなさんと力を合わせて

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


10月半ばに十勝にうかがったときはジャケットでも大丈夫でしたが、道内に雪が降ったというニュースをみると、あっという間に冬が近づいているのだと感じます。東京では10月に30度超え。地球の気温上昇は、災害の原因となり、農業や漁業にも大きな打撃となっています。気候危機の対策は待ったなしです。

 エネルギー基本計画の改定が進められていますが、政府は気候危機、電気の安定供給を口実に、原発推進、新増設まで言い出しています。それを強く要望し、石炭火力にもしがみついているのが財界であり、大手電力会社です。一番の気候危機対策は省エネを思い切って広げ、地域と共生する再生可能エネルギーを増やすことです。泊原発は廃炉にという声を大きく広げたいと思います。

 街頭から訴えていると、足を止めてじっと話を聞いてくれる方がどこでもいます。お話をきくと、自分の願いを誰に託したらいいのか模索していると感じます。くらしでも外交でも、思いは同じだけれど本当に実現できるのか。実現できると伝えること、多くの方と出会うことって大切だなあと思います。

 シール投票をしていると、「賃金を上げる、労働時間を短くする」という項目に貼る学生さんが多い。ヨーロッパでは午後4時には仕事が終わる国もあると紹介すると、みんな驚きます。賃上げと一体に、労働時間を短くして自由な時間を増やす。あらゆる世代の願いです。その実現のためにみなさんと力を合わせたい。


2024年10月16日水曜日

自民党政治をチェンジ!

  

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


総選挙が始まりました。国会が開会してから解散まで戦後、最短です。

 自民党の組織的な犯罪である裏金問題でも統一協会との癒着でも逃げの一手の自民党。それだけではありません。物価高騰対策や労働者の賃上げも無為無策の自民党。

 そんなときに、日本被爆者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞のニュースが飛び込んできました。心からおめでとうと言いたい。

 思い出すのが1980年代、核兵器廃絶運動が広がったときに、核抑止を正当化する動きが強い中で、核兵器即時廃止を訴えたのが被爆者の皆さんでした。

 あれから30数年すぎて、世界は核兵器禁止条約を求める流れに大きく変わりました。なぜ、被爆国の日本政府は変わらないのか。

 今年7月に北海道ノーモア・ヒバクシャ会館に行きました。全国初の民間の原爆資料館です。被爆者の皆さんから話を聞きました。「原爆の恐ろしさを知っている日本こそ、核兵器禁止条約に批准すべきです」と語られました。

 受賞を受けて、日本共産党の田村智子委員長はテレビの党首討論で「唯一の戦争被爆国、核を違法な存在として核兵器禁止条約に参加すべきだ」と訴えました。石破茂自民党総裁(首相)は「日本の周りは核保有国だらけ。米国の核抑止が効いている」と文字通り「核抑止論」の立場を鮮明にしました。

 日本政府が非核の日本に踏み出せば、世界は大きく変わります。戦争国家づくりストップ!自民党政治チェンジ!


2024年10月13日日曜日

宝の議席 獲得必ず

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 

9日、石破政権は来議院を解散しました。15日公示、27日投開票となります。裏金問題でも統一協会との癒着でもまったく真相の解明もなし。石破茂総理は、国民に判断材料を提供すると言いながら、手のひらを返してたった9日間で解散です。「党利党略、裏金かくし解散」です。お金で政治をゆがめて何の反省もない自公政権に対して、日本共産党の勝利で厳しい審判を下しましょう。

9日の国会議員団総会では、田村智子委員長から「新しい希望の政治を開く確かな道を訴え、躍進を勝ちとろう」と力強い訴えがありました。今回で退任する笠井亮、穀田恵二両議員があいさつ。笠井さんは「被爆2世として一貫して核兵器廃絶に取り組み、核兵器禁止条約の誕生に立ち会えた。共産党ならではの活動ができた」、穀田さんは「志位議長とともに93年に当選し政治改革に取り組み、阪神・淡路大震災では現場に駆けつけ、初めて個人補償を提起し今日の被災者生活再建支援法に実った」と語り、それぞれ「国民の苦難あるところ日本共産党あり」の原点に立って、豊かに発展させてきたと実感しました。唯一の小選挙区で議席を獲得してきた沖縄1区の赤嶺政賢さんが、「オール沖縄」候補者の一人として、困難を乗り越えて必ず勝ち抜いて戻ってくると決意を表明しました。

日本共産党の候補者は希望の光となる宝の議席です。比例代表を軸に、かけがえのない議席獲得へ私も全力を尽くす決意です。