2016年1月30日土曜日

国民の願いを胸に


畠山和也 衆院議員
 「国民の常識 国会の非常識」

 1年余の国会経験しかない私ですが、この間の国会はあま
りにひどすぎる。
 27日の衆院本会議では志位委員長の質問に「戦争法じゃ
ないって言ってるだろ!」と自民党席から怒鳴るようなヤジ
の大合唱。民主党・岡田代表のときにもヤジの声は
大きく、さすがに大島議長が一度注意をしました。異論が
あろうと、野党の指摘をまずは聞くという余裕さえないようです。
 甘利大臣は自分の現金授受さえ「記憶の整理が必要だ」と言
い続け、「しっかり説明する」との答弁に自民党席から大きな拍手。
疑惑の深刻さを、まったく理解できていないのでしょうか。
 おおさか維新は、大阪での共闘問題を持ち出して反共攻撃。
しまいには首相に改憲までけしかける質問までして、安倍政権の補完勢力どころか
突撃隊の役割を示しました。
 何より安倍首相も、憲法違反の戦争法を強行成立させておきながら、「憲法に合致
したもの」と強弁したのには耳を疑いました。もう、そう言い切るしか
ないのでしょう。
 怒号のようなヤジも、金にまみれた政治も、憲法違反の暴走もノーというのが国民の
常識なのに、国会では非常識なようです。しかし、こんな非常識も強弁も弱さの
裏返し。世論の力と国会論戦、そして参院選で与党と突撃隊を少数に追い込み
ましょう。頑張ります。
                        (しんぶん赤旗 2016.1.30掲載)


2016年1月28日木曜日

たたかいの輪を広げ、民意を示す


いわぶち友 日本共産党福島県常任委員
   参院比例予定候補「北海道・東北」
       「かけある記」

 沖縄宜野湾市長選挙は残念な結果となりました。政府は
「辺野古への移設への『民意』を得た」と言っているよう
ですが、県知事選でも昨年の総選挙でも移設反対の民意
が示されているのに、それをふみにじっているのは
いったい誰なのか。「勝つ方法はあきらめないこと」
辺野古のテントに掲げられていた看板を思い出しました。
辺野古移設によらない一刻も早い普天間基地の閉鎖、
返還を実現させるために引き続き連帯していきたいと思います。
 あきらめずにたたかい続ける。各地の新春の「つどい」はその決意に
あふれています。
仲間の輪もどんどん広がっています。江別市の「つどい」で出会った女性は友人に誘わ
れて初めて足を運んでくれ、「これまで選挙なんてほとんど行ったことがなかったん
だけれど、もう共産党しかない」と声をかけてくれました。
 各地の「つどい」に市長や社民党の元県議、民主党の地域の支部長なども初参加。
「戦争法廃止で野党統一を」とのあいさつもあり、この間のたたかいでつくられてきた
変化を感じます。      
秋田県大館市の商工会議所の会頭は「案内をもらい、日曜日はあいているので『出席
する』といったら、まわりが『本当に出るんですか』という。父は自民党の、祖父は
保守の政治家ですが、私には共産党にたいする違和感は全くありません」とあいさつし
て会場を沸かせました。
 みなさんと一緒にあらゆる方向にたたかいの輪を大きく広げて、「民意」を示す
参議院選挙にしようではありませんか。

国民の願いを胸に


紙智子 参院議員
 「被災者第一の復興を」

 岩手県奥州市の新春の集いで、いわぶち友参院比例候補、吉田
恭子岩手選挙区候補と一緒になりました。奥州市は昨年の県議選
で、トップ当選で初の共産党議員を誕生させ、集いは活気にあふ
れました。
 初当選した千田みつ子さんは、東日本大震災から5年目を
迎え、陸前高田市の市長さんの話しを聞き、切なる思いを
受け止め、さっそく議会活動に取り組んでいると語りました。
 いわぶち友さんは原発事故で、いまも全町民が避難が続く
浪江町の町長さんとの対談を紹介し、被災地から日本共産党の参議院議員を
国会に送り出してください!と熱く訴えました
 また吉田恭子さんの若々しくフレシュな訴えは、参加者に明るい希望
を与えました。
 20日の決算の本会議質問で、こうした皆さんの願いを胸に、「被災者が第一の復興
を」と求めました。
 2014年度、復旧・復興財源である復興特別法人税は廃止されました。不足分は
国民の税金で穴うめ。しかも消費税増税で国民負担を求めました。それだけではあり
ません。被災自治体の「自立」を求めるとして、来年度から復興事業費の一部を
自治体に負担させようとしています。
 福島復興指針の改訂による福島切り捨ては許せません。すべての被災者のくらしと
生業を取り戻すまで国と東電の責任を果たすよう求めました。
                                                (しんぶん赤旗 2016.1.23 掲載)

2016年1月21日木曜日

戦争法廃止へ力を合わせ


紙智子 参院議員
 「国会かけある記」

 新しい一年の幕が開きました。今年は参議院選挙の年です。
元旦は、森つねと参議院予定候補、はたやま和也衆議院議員
とともに、白石、厚別神社前で新年のあいさつと抱負を語り
スタートしました。戦争法廃止へ! 国民連合政府の実現を
目指し、北海道選挙区での議席の獲得、比例代表で850
万票、8議席以上をめざして頑張ります。
 昨年の「戦争法」の強行採決への怒りは、閉会中も収まりま
せん。野党が臨時国会の開催を要求しても背を向ける
安倍政権。4日からの通常国会の冒頭には、待ってましたと
ばかりに、4000人近い市民の皆さんが国会を包囲しました。
「戦争法廃止!」「安倍政権打倒!」「野党は共闘!」とコールが
上がりました。「民主主義とは何だ、主権者はわれわれ国民だ、主権者の声を聞かない
政権は変えよう!」とコールがかかると、「そうだ!かえよう!」と止まることがありません。
新年から自公政権をうちまかそうという市民との連帯が始まりました。
 各地でもたたかいが始まっています。参加できない新年の行事が続き残念ですが、
函館の新春の集い、岩手県奥州市のつどいは熱気があふれています。北海道の農業
漁業を考える学習会では、貴重な意見交換ができて、TPPからの撤退を誓いあい
ました。
 国会では早速、衆議院の予算委員会で、はたやま和也衆院議員が初めてのテレビ質問
をしました。堂々とした論戦ぶりにも感心しました。日本共産党の論戦の重要性を痛感
しました。

2016年1月13日水曜日

いわぶち友のかけある記


いわぶち友 日本共産党福島県委員会常任委員
  参院比例予定候補「北海道・東北」
   「いよいよ!」です

 いよいよ参院選挙の年です。新春宣伝でも集いでも
「いよいよ!」という激励をいただき。みなさんと一緒に
必ず勝利・躍進を勝ち取るんだと決意を新たに
しています。
 1月2日、仙台の初売り宣伝で高橋千鶴子衆院議員、
躍進した県議団、市議団と訴えました。横断幕をはみ出す
宣伝隊は大注目を集めました。立ち止まって聞いてくれ
拍手してくれる方、声をかけてくださる方など、引き続き日本共産党への期待の大きさを感じています。
 各地の新春のつどいは、昨年の地方選挙での躍進を受けてどこでも熱気に
あふれています。
北海道内のつどいでは「初めて来ました。これまでほとんど投票に行かなかった
けれど、今度からは共産党」という方ともお会いすることができました。
 「孫が自衛隊に行くって言うの。戦争だけはやめさせて」「これまで生活保護を受け
ていた。
子どもを保育所に預けて働いているけれど安心して子どもを育てたい」「被災地の
声を必ず届けてほしい」など、たくさんの願いも寄せられています。
 平和で人間らしく生きられる社会をと願う国民の思いを正面から否定しているのが
安倍政権です。参議院選挙で審判を下し、日本共産党の躍進で国民一人ひとりが
大切にされる社会をつくろうではありませんか。
                      (しんぶん赤旗 2016.1.13 掲載)

国会開会、怒りは消えず


畠山和也 衆議院議員
 「国会かけある記」

 年が明けてすぐの通常国会。本会議や予算委員会の論戦
では、安倍総理の答弁が荒っぽく挑発的です。憲法違反の
戦争法の強行にも反省なし。低年金者への給付金は、アベノ
ミクスによる「果実」の分配だと自慢げです。消費税による
庶民大増税には「軽減税率」で、TPPによる食と農の破壊
には「農政新時代」の名で、ごまかし続けています。
 一方で、これから進む危険な道も隠そうとしません。安倍
首相は、参院選で改憲勢力を3分の2にしたいと明言
しました。ここには、おおさか維新なども含まれます。
おおさか維新は、衆議院の代表質問で「政府・与党と切磋琢磨できる
責任政党」だと表明し、安倍政権の暴走の応援団となっています。
 しかし、国民だって黙っていない。開会日の4日には、国会周辺で3800人が安倍
政権への批判の声をあげ、翌5日の戦争法廃止をめざす「市民連合」の街頭宣伝
には、平日の昼にもかかわらず5000人も集まりました。昨夏の怒りは消えて
いません。みんな本気!しばらく連絡を取っていなかった高校時代の友人から
「議員になっていたなんて」「共産党は支持していないけど、がんばってほしい。
自民党だったら絶交だった(笑)」と嬉しいメッセージがありました。友を失わずに
済みました。
 平和憲法を失ってはならない。国会内外で、本気の活動で安倍政権を追い
込みましょう。

2016年1月10日日曜日

個人の幸せを何より大切にする国に


森 つねと 道国政相談室長
  「かけある記」

  新しい年を迎えました。正月は久しぶりに実家に戻り団らん
することができました。昨年の正月との一番の違いは、何と
いっても家族の中に息子がいることです。私の父と母との
抱っこの争奪戦にあい、少々戸惑い気味の息子を見て微笑
ましく思いました。
 さらに嬉しかったのは、息子が笑う顔を初めて見られた
こと。おむつを替えるたびに「あ~あ~」と言って、
にっこり笑うんです。その姿にみんなが幸せな気持ちになりました。
 「ほっかい新報」の新年合併号では、「明日の自由を守る若手弁護士の会
(あすわか)」のメンバーで「猫耳弁護士」として馴染みがある
川上麻里江さんと対談しています。問題意識を共有
したのは自民党の改憲草案。とりわけ憲法13条の改悪でした。
 人は誰もが生きる価値を持つと同時に、誰とも替えることができない唯一無二の存在
です。だからこそ憲法13条で、すべて国民は「個人として尊重される」と規定して
いる。それを改憲草案では、「人として尊重される」と、「個人」を「人」一般に置き
換えてしまっています。
 「戦争できる国」にするために、立憲主義を破壊し、国民の上に国家を置く安倍
政権。戦争をさせないことと、個人の尊厳を守るたたかいは表裏一体です。
 日常の暮らしの中にこそ、守るべき平和があります。子どもたち一人ひとりの成長
をみんなで喜びあえる国にしたいと、心から思った今年のお正月です。