畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」
道内各地の台風被害の調査にまわると、想像を超える驚く
ような実態ばかりでした。畑が全面的になくなっている、線路が
埋まるほどの土砂が流れている――。
一週間に三つの台風に襲われ過去最高の雨量となり、大き
な災害となりました。党道委員会は、私を本部長に、党道議団
と森つねと道国政相談室長を副本部長とする災害対策本部を
立ち上げました。私は十勝・日高・北見地方に足を運びました。
土砂崩れの直撃を受けた日高町の水産加工会社では、
「 従業員十人で泥をかきだした。四つある大型冷蔵庫のうち
無事だったのは一つだけ」。常呂川の氾濫でタマネギ畑が全面流失した
北見市端野の農家からは、「雪が降る前に農地改修できなければ、来年は営農できなくなる」。見渡す限り見えるのは、流木や土砂ばかりでした。
端野で亡くなられた男性の、お父さんにもお会いしました。胸が痛みました。「 同じよ
うな被害が出ないように、政治でも力を尽くします」と話すことで、私も正直いっぱいで
した。
個別に省庁と連絡を取ったり、八月二十九日には紙智子・岩渕友の両参院議員と
道議団とで、政府交渉をおこなうなかで要望を反映させました。さらに被害の把握を続け、
政府へも二度三度と支援を求めます。再び台風・大雨が来ないとも限りませんので、
ぜひ読者のみなさんもお気をつけください。