2016年10月25日火曜日

新人3人論戦に挑む


紙智子 参院議員
 「国民の願いを胸に」

 3人の新参議院議員の初質問を傍聴しました。緊張の中にも、
真摯(しんし)な姿勢で正面から論戦に挑む3人の質問、とても
頼もしく思いました。
 山添拓さんは、国土交通委員会で、最高裁が断罪した日本
航空の不当労働行為について、枠組みをつくった国の責任を
追及。弁護士らしく冷静に問題点に切り込むと、大臣は「遺憾
に思う」と答えざるを得ませんでした。
 武田良介さんは、環境委員会でリニア中央新幹線問題を取り
上げました。南アルプスに穴を開けてどれだけの環境破壊が
あるのか、過去に大規模災害が起きた地域に残土を置き、災害が起きたらどうするのかとの追及に、大臣は「憂慮すべきことだ」とこたえたため重大な問題
だという雰囲気が委員会に広がりました。
 そして岩渕友さんは、経済産業委員会で東京電力福島原発事故から5年7カ月、
今も「ふるさとに、帰りたくても帰れない」という福島で寄せられた生の声を紹介。
紋切り型の答弁に政府の賠償打ち切りの姿勢を厳しく批判し、東京電力と国の
責任を果たせと迫りました。
 三人三様でよく準備され、それぞれの特徴がにじみ出る初質問でした。のどが
カラカラ、緊張で頭が熱くなり、答弁を聞き取れなかった自分の初質問の時を思えば、
新人とは思えない、すばらしく堂々とした質問でした。これからが、ますます楽しみ
です!
                  (しんぶん赤旗 1016.10.23掲載)