2017年2月20日月曜日

石巻・女川を訪問して


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 先日、三浦一敏宮城県議とともに石巻市、女川町にいきま
した。魚市場で「復興フード見本市」が開催されていました。
サバ、マグロ、イワシ、サンマ、その他、たくさんの水産物の
商品開発し、販売促進に努力している姿に皆さんの熱意が伝わ
ってきました。味見もでき、「どれもおいしい!」と舌鼓。
気に入った商品があれば、そこで商談もできます。商談がまと
まったと、喜ばしい話もありました。
 復興のために、船が戻り、魚市場、製氷施設、加工施設が整い
つつあり、販路の回復が課題になっています。
「販売ルートが確立してはじめて『復興』です」と、何度もいわれてきました。
戻りつつある活気に、皆さんの頑張りを実感しました。
 女川町では、高野博女川町議も合流しました。津波の高さが17.6㍍といわれ、
高台にある病院の1階部分まで上がった柱のしるしを見て恐ろしい津波の威力を
感じました。女川駅のモダンな新しい駅舎と、駅周辺の商店街を見ると、ずいぶん
進んだなと感じました。しかし、高台移転の場所確保に時間がかかり、今も仮設
住宅で多くの方が生活しています。新しい住宅への入居を楽しみにしている反面、
すっかりなじんだお隣さんと離れる不安も入りまじっているとのこと。
 震災から6年目。被災地の皆さんの気持ちに立って、解決に力を尽くしたい
と思いました。
        (しんぶん赤旗 2017.2.19掲載)