2017年9月28日木曜日

変えるチャンス、意気高く!


畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」

 いよいよ解散・総選挙! 1ヵ月もない超短期決戦です
が、全道の党と後援会、読者・支持者のみなさんと心ひとつ
にがんばります。力強い応援を心よりお願いします。
 北海道の比例定数は8。日本共産党の議席は決して「指定
席」ではなく、11年ぶりに勝ち取ったこの議席を2年
10ヵ月で失うわけにいきません。同時に、比例2議席へ前進
することが安倍政権を終らせる確かな保障になります。
かわべ竜二比例予定候補と、全道で訴えぬきます。原稿を
書いている時点では確定していませんが、小選挙区の共闘
も必ず成功させたい。
 前回の選挙のことを思い出します。12月という極寒・積雪のなかで文字どおり
走り回ってビラを届けてくれた方、病院から力を振り絞って支持の電話をかけて
くれた方、ドラムをたたいて宣伝を盛り上げてくれた方、おいしい食事を作って
くれた方、一生懸命に手を振ってくれた方、議会の合間に奮闘された地方議員さん、
選挙事務所・地区委員会の支え‥‥他党と違う議席の重みが、日本共産党にあると
痛感しながらたたかいました。
 当選後、国会で議員バッジをつけた時に同僚議員と「本当にバッジが重い」と
話したことを覚えています。振り返れば反省ばかりの日々でしたが、道民の声を届
ける大切さを痛感しました。安倍政権の暴走や強行採決の連発には、何度も怒りの
声をあげました。もっと力をつけねばと心底、思いました。
 政治を変えるチャンスです。意気高くたたかいたい! 

自公政権の退場必ず


紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」

 戦争法の強行採決から2年となる9月19日、国会正門前に1万
人を超える市民が集まりました。この2年間の激動と、それに
呼応した市民運動の発展に目を見張りました。
 「誰の子どもも殺させない」と横断幕を掲げるママの会のみな
さんは、2年前は選挙に関心がなかったのに、今は「私たちの
運動と選挙はセットです。一人ひとりが行動して選挙で政治を
変えましょう」と訴えます。「市民と野党の共闘で安倍政権を
倒そう」とコールが響き、安倍退陣を求める気迫を感じます。
 安倍総理は国会開会日の9月28日に解散すると言います。
8月の内閣改造の時に言った「仕事人内閣」はどこにいったのでしょうか。国会への
丁寧な説明をすることもなく、加計・森友問題、日欧EPAなど、全く議論もなしに
言論を封殺するまさに疑惑隠し、言論封殺、道理も大義もない党利党略です。こんな
卑怯(ひきょう)な解散は見たことがありません。この暴走政治を変えるたたかいが
始まります。
 東北では、比例で高橋千鶴子さんの6選とふなやま由美さんの2議席目を、北海道
では、前回11年ぶりに衆院議席を復活させた、はたやま和也さんの再選と、川部竜二
さんの2議席目を目指しています。すべての小選挙区候補のみなさんとともに、総力を
挙げてたたかう選挙です。野党と市民の共同の力で暴走政治ストップ、自公政権の退
場を勝ち取りましょう!
                (しんぶん赤旗 2017.9.24掲載)



2017年9月23日土曜日

党利党略の解散に審判を


岩渕友 参院議員
「国会かけある記」

 安倍首相が、28日に召集される予定の臨時国会冒頭で
衆議院を解散すると言っています。森友・加計問題をめぐる
疑惑、日報隠ぺい疑惑にフタをするための、あまりにも露骨
な疑惑隠しであり、国民の怒りと批判、野党の追及に追い込
まれていることの表れです。
 野党4党は6月末に、これらの疑惑を明らかにするため、
憲法53条に基づいて臨時国会を開けと要求してきました。
この求めに応じず3ヵ月も放っておいて、ようやく臨時国会
を開くと思ったら、まともな議論も疑惑の解明もしないまま
解散する。「党利党略のための解散」「立憲主義の観点から認められない」など、
批判の声があがるのは当然のことです。こんなやり方を許すわけにはいきません。
 安倍首相は、今解散すれば多数の議席を得ることができると思っているかもしれ
ません。改憲勢力3分の2以下どころか、少数派へと追い込んで、思い知らせよう
ではありませんか。
 昨年の参議院選挙以降も、新潟県知事選挙、仙台市長選挙と共闘は発展して
きました。安保法制はもちろん、共謀罪の廃止を求める声は上がり続けています。
安倍政権を倒すための鍵は市民と野党の共闘です。そして、野党共闘を誠実に
進め、安倍政権にかわる新しい政権、野党連合政権を提案する日本共産党を大きく
することがどうしても必要です。
 市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で安倍政権に審判を下そうでは
ありませんか。私も全力を尽くす決意です。

障害者たちの笑顔


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 障害者の小規模作業所などでつくる「きょうされん」の
第40回全国大会が札幌市で開かれ、全体会に足を運び
ました。
共同作業所づくりは50年を迎えるということで、その歴史を
ふりかえるステージ企画は最後の大合唱まで圧巻!ゲストと
してスキージャンプの葛西紀明選手もいらっしゃいました。
 もともとジャズドラム製作の下請け作業をしていた知的
障害者の家族などが、親会社の倒産をうけて「自分たちで
働く場をつくろう」と作業所を設立したのが始まりでした。
地方自治体をも動かし、全国で共同作業所づくりが一気に広がり半世紀。パンフに
は「苦しかったこと、楽しかったこと、ともに泣いた日のことを思い出してみたい」
と書かれていました。
 スピーチと全国から参加した仲間の歌声に胸を熱くしました。札幌で、精神障害
を持ちながら実名を公表して運動をしてきました。宮城県女川町では、大震災後に
作業所を建て直して、歓喜の声が上がりました。基本的人権を永久の権利として保
障した憲法97条の意義が基調報告で強調されました。
 会場へ行く前に昼食を取っていたら、「畠山さん」と声をかけてくださる女性が
いました。ボランティアとして参加されるとかで、何だかうれしそう。大会を支え
るみなさんと障害者のみなさんの笑顔に、心があたたかくなった一日でした。
              (しんぶん赤旗 2017.9.17掲載)

2017年9月15日金曜日

共同の発展が歴史を開く


紙智子 参院議員
「国会かけある記」

 残暑が残る9月の午後、日差しは強く、熱い秋のたたかい
を予感させるかのように、じわりと汗がにじみます。
「市民と4野党の共闘で安倍政権にレッドカードを!」と、
4野党が勢ぞろいした共同演説会がJR新さっぽろ駅前で
行われました。
 「野党は共闘」のプラカードを持った皆さんが次々と集
まり、熱気が伝わってきます。昨年4月の衆議院5区の補欠選挙で始まった共同
が発展しています。
自由党の森ゆうこ参議院議員、民進党の池田まき道五区総支部代表、社民党道連の
豊巻絹子副代表、そして戦争させない市民の風・北海道の上田文雄共同代表、
日本共産党の私が、訴えました。
 昨年参議院新潟選挙区で自民党を打ち破って勝利した自由党森議員は、「市民
と野党の共同は、選挙の時だけでいいわけではない、国民のための政治に変える」
と訴え、民進党池田さんは、「庶民のための政治は私たちが作る。中央で何があろ
うとも、地方で庶民の命を守れるように責任をもつ」と、社民党豊巻さんは「立憲
主義を破壊する安倍政権を許さないため力を合わせよう」と、市民の風上田さんは、
「国の進路を決めるのは我々国民。戦争法を廃止、改憲を阻止するために市民と
野党の共闘が大事」と訴えました。
 野党の中で離党騒ぎなどいろんな動きはありますが、政治を動かしているのは
市民の力、国民の運動であり、揺るがない共同を求める動きが歴史を開いている
ことを感じました。
 

2017年9月5日火曜日

ソバが取り持つ縁


畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」

 国会内には、いくつか食堂などがあります。先日、よく
行くソバ屋さんでバッタリと自民党のM衆議院議員と会い
ました。せっかくなのでと2人並んで、ソバを食べました。
 Mさんは政務3役経験があり、今は自民党内でもある
役職に就いています。ある議員立法の作業の際に面識が
できて以来の仲で、会うたびに「共産党ががんばってくれ
たから成立できた」と言ってくれます。なぜか私が取り
まとめの功労者と思われていて、そのたびに恥ずかしい
思いをします。
 このソバ屋さんは国会内だけでなく、いくつかの省庁にも出店しています。
もとは官僚出身のMさんが「よくソバを食べていたんだよ。出向でしばらく本省
から離れて、戻ってソバ屋に行ったら『しばらく来なかったじゃないか』と言わ
れてね。覚えてくれてたんだね」と話をされ、国会論戦では「共産党の議員は
本当に鋭い質問をしてくるよね」とも。立場の違いはあれ、ていねいに答弁する
Mさんを知っているので興味深く話をうかがいました。
 自民党にも議員一人ひとりに様々な方がいますが、安倍政権以降、党内がモノ
トーン(単色)化して異論を言えなくなったと言われます。いずれにしても、
憲法破壊や国民が被害を受けるような政治を終わらせることが今の一番の仕事。
その日本共産党の筋を通す姿勢は、自民党の議員もよくわかっていることでしょう。
お互いに「がんばりましょう」と述べあって、ソバ屋を後にしました。

共闘の努力 ここに


岩渕 友参院議員
「国民の願いを胸に」

 恒例となっている日本共産党東北ブロックの後援会交流・
決起集会が8月25、26日両日、青森県平川市で開かれまし
た。日帰りを含め約300人の方が参加し、会場熱気ではいっ
ぱい。とにかく元気になりました。
 昨年の参院選、7月の仙台市長選など、市民と野党の共闘
を発展させる先頭に立ってきた東北。各地の取り組みを聞い
て、どんな努力や苦労、やりがいがあったのかよく分りました。これらの経験は
総選挙にも生きるものばかりです。
 講演をした党中央委員会選対局の田熊和貴さんからは「かつては力があっても
選挙で勝つことができないこともあった。今は都議選ののように、力さえあれば
勝つことができる情勢だ」との話がありました。
 党に大きな期待が寄せられるようになったのは、後援会のみなさんの粘り強い
活動があったからこそ。この力をさらに大きくしたいと、活動を再開させた女性
後援会や文化後援会からのパワフルな発言もあり感動しました。
 こうした積み重ねが比例東北ブロックから2議席を実現しようという、大きな
力になっているのだと思います。
 津軽三味線の演奏や民謡、各県の出し物にも元気が出て、津軽富士と呼ばれる
岩木山とりんご畑、田んぼが広がる美しい景色、りんごが浮かぶ温泉にも心身と
もにすっかり癒されました。比例東北ブロックから2議席実現へ。心一つに頑張
りましょう!
          (しんぶん赤旗 2017.9.3掲載)