2019年8月28日水曜日

「多年草展」感謝を込めて


紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」

「多年草」展が開かれました。母校の工芸美術科・日本画コースの同窓生が開催した絵画展で、私も出品しオープニングの会に顔を出しました。
1期生から33期生まで35人が出展しました。30回目の開催の節目に、私にも出展の声をかけていただき、悩みましたが出展することができました。
オープニングの会では、初めて会う先輩や後輩もいました。ひとりひとりが作品紹介をかねて自己紹介。それぞれの人生があり、プロもいれば、病気をして、しばらくぶりに筆を執った人もいました。いろんな思いを抱えながらの「多年草」展だと実感しました。
今年、私は参議院選挙の候補者です。絵を描く時間が取れるか集中できるか、断ろうか迷っていました。同期生が時間のない私を察して、パネルに下塗りをして届けてくれました。う~ん。これに答えないわけにいかない。時間を駆使して少しずつ描き始め、最後の仕上げは選挙が終わった8月。なんとか間に合わせることができました。オープニングの会では「ずっと応援しているのよ」と声をかけてくださった先輩など貴重な出会いがありました。恩師のアドバイスにも感謝です。やっぱり、出展してよかった。これからも続けていきたいと思います。もう一つの感謝があります。北海道比例ブロック事務所で活動を支えてくださったAさんが退職されました。民青で活動していた頃から、頼りになる先輩です。これからも形は違うけど関われたら幸いです。


2019年8月24日土曜日

ブレずに筋通す議員を


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 参院選挙に続いて共闘が生きる選挙が宮城、岩手でたたかわれています。仙台市議選では参議院選挙で勝利した石垣のりこ参院議員と訴えました。とても盛り上がります。他候補の宣伝カーとエールの交換も行われ、2年前に誕生させた郡市政を支える議員をみんなで増やそうという思いが伝わります。
 与党第1党の共産党を8議席にしたい。市民と日本共産党市議団が求めてきたことが郡市政になって実現し始めています。トップが変われば政治も変わる。それを示した岩手県知事選挙が始まり、盛岡市長選挙でも11項目の覚書を交わしています。支える要となる日本共産党の議席が引き続き重要です。
 埼玉選挙区で勝利した伊藤岳参院議員のインタビューが毎日新聞に掲載され話題になっています。候補活動18年、七転び八起きで埼玉で21年ぶりの議席です。反対していた息子さんが「信念を貫いたおやじを尊敬する」と言ってくれたそうです。ネットには「主義主張は真逆だけれど、一つのことをやり遂げようとする気概は素晴らしい」とのコメントが寄せられています。
 盛岡市議選で12期目をめざす高橋和夫候補の個人演説会で、地元の方が、和夫さんが国鉄勤務だったことにかけて「和夫さんは鉄のような人、ブレない人です」と応援演説をしてくれました。
 ブレずに筋を通す日本共産党の勝利を、仙台でも盛岡でも岩手でも。
                   (8/24付 しんぶん赤旗より掲載)

2019年8月21日水曜日

心通い合う共闘


岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」

 
参議院選挙後の新しい国会。ある野党統一議員の方と名刺を交換したとき、「共産党のみなさんにはお世話になりました。選挙中、どこでも一番前で熱烈に応援してくれたのが共産党の方たちでした」と声をかけられました。とても嬉しい。
東日本大震災で延期になった地方選挙が岩手、宮城、福島で相次いで行われています。8月16日に告示となった仙台市議会議員選挙。仙台市は2年前に市民と野党が力をあわせて、郡和子市長を誕生させ、それまでの自民党市政では実現しなかった要求が少しずつ実現しはじめています。郡市政の最大与党は日本共産党。野党議員が圧倒的に多いなかで、郡市政を支える議員を増やして市政を前に進めるのか、自民・公明の妨害を許すのかが問われています。日本共産党は現有6議席から8議席への議席増に挑戦します。全体でも与党議員を増やそうと、共産、立憲、国民、社民の候補者が集まる市民のつどいが開催されました。
さらに、参議院選挙で市民と野党の共闘で勝利した石垣のり子参院議員が日本共産党の候補も含めて応援に入っており、私も個人演説会で一緒に訴えました。市政でも国政でも心通い合う共闘が進んでいることを実感しています。
参議院選挙での民意を踏みにじって、改憲、消費税増税を強行しようとする安倍政権。参議院選挙に続いて審判を下すチャンスでもあります。
共闘をさらに進めて、政治を動かしていく。そのために力を尽くしたいと思います。

2019年8月16日金曜日

「なつぞら」と乳業会社


紙 智子参院議員
「国民の願いを胸に」

 NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の一場面で、
十勝の酪農家が誇りを持って、牛飼いを続けられる
ように、自ら乳業工場をつくろうと、行政に働きかけ
る話が、ネット上で話題になっています。
 当時、乳価が大手メーカー工場で決められ、酪農家
が弱い立場に立たされていたときに、酪農家が団結し、
自らの手で、製造、販売などにかかわる姿が映し
出されました。
 ドラマのモデルとなった乳業会社は、昨年9月6日の
北海道胆振東部地震の時に力を発揮します。全道が停電(ブラックアウト)で、
北海道内のほとんどの乳業工場が、閉鎖したため、多くの酪農家が、絞った生乳を
廃棄せざるを得ず、大きな損失を出しました。このとき唯一工場を閉鎖せず、製造
を続けていたのです。
 昨年11月のブラックアウトの調査で、畠山和也前衆院議員や岩渕友参院議員と
ともに訪問したときに、「安全・安心な牛乳を提供すること」「どんな時にも
酪農家の絞った生乳を受け入れられるように」と、以前から自家発電を導入して
いたのです。慌てず、生乳を受け入れることができたという話に、感銘を受け
ました。
 ともすれば、もうけ優先、経済効率優先のみを追求するあまり、大切な事を見失
い、国民の信頼を失った企業もありましたが、原点を貫かせる本物の企業と企業を
育てる消費者、国民の目線も大事だと感じます。
                    (8/10付 しんぶん赤旗より掲載)

2019年8月7日水曜日

希望も笑顔も広がるように


畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」


厳しい暑さが続きました。読者のみなさんのお体は大丈夫でしょうか。
 原稿を書いている今日は、厚真町・安平町・むかわ町をまわってきました。応急仮設住宅でこの暑さは厳しすぎます。「道議会に喫煙室をつくるより、仮設にクーラーを付けてほしい」との要望も、もっともと思いました。
 「町の復興・再建は、まだまだ途上です」とは竹中喜之・むかわ町長さん。被害の大きさで支援が線引きされることにも「たとえ被害が一人でも、その住民にとっては大きな被害です。国や道にも支援を求めるときには、引き続き力をお貸しください」と述べられ、宮坂尚市朗・厚真町長は「小さい町だからきめ細かく話し合いもできる、と努めてきました」と現状を話してくださいました。
 「夫を亡くして一人暮らし。そのうえ今度、年金まで減らされる」と、国に対して怒り混じりに語られた女性の話も伺いました。家の解体・再建はじめ今後の見通しも、まだ立てられないでいます。選挙中も厚真町では、「消費税を上げないで」と声をかけられました。くらしを壊しても胸が痛まないような安倍政治は何としても変えなければ!
 厚真町の仮設住宅の談話室を訪れると、夏休み中の子どもたちが楽しく遊んでいました。夜にはボランティアによる学習支援もあるそうです。子どもたちの笑顔を前に、談話室にいた私たち大人にも笑顔が広がりました。誰もが希望を持てるように、笑顔になれるように。決意も新たにした一日でした。


2019年8月3日土曜日

息苦しさ吹き飛ばせ


畠山和也 前衆議院議員
「国民の願いを胸に」

 参院選挙後のあいさつに回り、たくさんの激励を
いただきました。ポスター張りやビラ配り、対話・
支持拡大にスタンディングと党員・支持者のみな
さんや「市民と野党の共闘」での大奮闘に、勇気
をもらってたたかい抜いた選挙戦でした。
 これまでの選挙と比べ、若い人たちが足を止め
て演説を聞いてくれました。奨学金の返済が不安と
大学生、ツイッターで演説場所を調べてやって来た
高校生、フェイスブックを通じて、「先輩に共産党
のことを広げました」とメッセージをくれた青年もいました。
 SNSなど発信方法も大事だけど、その中見が生活の実感に遠いものではダメ。
借り物の言葉でもダメ。お金のことで親に心配かけまいと、バイトに汗を流す学生
や、パワハラやセクハラを受けても誰にも相談できないでこらえている青年たちに
本当に政治は向き合っているのか。
 一緒に変えていく仲間として若い世代と向き合いたいと痛感しました。
 先日、道労連主催の「上げろ最低賃金 ビアガーデンデモ」に参加しました。
「パートもバイトもおんなじ仕事」「最賃上がれば景気も良くなる」と元気
いっぱいのコールに、ジョッキ片手に手を挙げて応える方も多くいました。
行き詰まった政治と日本社会の息苦しさを、見えない閉塞(へいそく)感を、あなた
の力で吹き飛ばそう!私もどんどん飛び込んでいきたい。