紙 智子参議院議員
「国会かけある記」
10月4日から第200臨時国会が開会しました。さっそく、総がかり実行委員会などの皆さんが、国会に詰めかけ、消費税増税を許すな、改憲阻止、日米貿易協定は中止せよなど、悪政を押し付ける安倍政権打倒を呼びかける行動を行いました。
安倍晋三首相は所信表明演説で国民の関心事には答えず、相変わらず自分の都合に良いところだけを切り取って演説、ウソと開き直り押しつけの連続に終始しました。
「65歳を超えて働きたいと8割が願っている、70歳まで就業機会を確保する」と言うけれど、年金が減らされて生活するために働かざるを得ない事実にはふれません。
「日米貿易協定は双方にウィンウィンとなる合意だ」と言うけれど、牛肉、豚肉の関税は、TPP11加盟国に遅れないように関税率をTPP以上に一気に引き下げ、「コメは除外した」と言うけれど、WTO枠の輸入米の運用を見直してSBS米を6万トンにすることは生きています。トランプ大統領は、首脳会談の場にカーボーイハットの農家を招いて「アメリカの農業の巨大な勝利だ」だと言いました。安倍首相はウィンウィンなどと開き直りますが、実態は、アメリカの圧力に屈して一方的に譲歩したとしか言いようがありません。
在日米商工会議所の会長は「今回は第一段階に過ぎない」と述べましたが、日米共同声明で、日米FTAに道を開いたことは重大です。市民と野党の共闘で、こんな協定やめよ!、の声を広げましょう。
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