2020年6月10日水曜日

本気で少人数学級の実現へ



畠山 和也 前衆議院議員
「かけある記」
 
「今やらないで、いつ実現するんですか」。道高教組(北海道高等学校教職員組合連合会)との懇談で飛び出した言葉に、ハッとしました。新型コロナウイルスの感染防止というなら、今こそ20人以下学級にすべきなのです。
 全道で再開された学校は徐々に、これまでと変わらない授業風景を取り戻しつつあります。しかし、これまでどおり1学級に40人では社会的距離を取れません。文部科学省の通知でさえ事実上、現状では20人以下学級を認めざるを得ないのです。
全国に先駆けたいっせい休校の理由は「子どもの命を守る」ためとした鈴木知事の決意が本物なら、北海道が率先して20人以下学級へと進むべきです。しかし道教委は変える気などなく、来年度からの3年間で留辺蘂高校の募集停止をはじめ22学級を減らしていく計画です。逆ではないのでしょうか。
少人数学級の実現や教職員の増員は、長年、道民が求めてきたことでした。3か月ほど学校生活を送れなかった今、一人ひとりの児童・生徒と顔を向き合わせた教育は、ますます求められています。先週、私が懇談した北教組(北海道教職員組合)も30人以下学級を道教委へと迫りました。今度こそ少人数学級の実現へ、本気で力を合わせるときです。
わが子が通う中学校でも、学校祭などの行事は中止となるようです。授業ばかりでは味気ないであろう学校生活も、児童・生徒の創意や意欲を生かす道はあるはず。今こそ民主教育の出番です。

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