2020年11月9日月曜日

政権転換へ政権交代を

 

紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 臨時国会が始まりました。菅首相のめざす社会像は「自助・共助・公助」、「自分でできることは自分でやる」と、国民に自己責任を迫ります。コロナ禍で国民が苦しんでいるのに、平気でよく言えたものです。
 2050年までに温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にすると表明しましたが、原発ゼロとは言えません。沖縄の米軍基地建設を「着実に進める」と述べ、沖縄の苦しみに寄り添う気持ちはありません。
 そして、大問題になり関心が高い日本学術会議の人事介入の問題について、所信表明演説では一言の説明がありませんでした。予算委員会で聞かれれば、「推薦リストを見ていない」のに、「総合的・俯瞰(ふかん)的な活動の観点から判断」とごまかし、「国民の税金が投入されている日本学術会議のあり方を見直す」と論点のすりかえです。
 森友・加計問題、桜を見る会など、都合が悪くなれば、うそとごまかし、証拠隠滅、公文書改ざんまでやりましたが、今度は、すりかえのまま押し通すつもりでしょうか。
 通常国会を6月に終えてから4カ月ぶりの本格論戦。いつ解散・総選挙があるかわからない緊迫した日々が続きます。
 政権交代へ、コロナを経験してどの分野でも政策転換が必要です。農業では「攻めの農政」からの転換」です。日本共産党を含む「オール野党」で本気の野党連合政権を実現しようではありませんか。

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