2021年1月16日土曜日

一人ひとりの復興は・・・

 

紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 今年は東日本大震災・福島原発事故から10年。2011年に産声をあげた赤ちゃんは今年10歳、小学生です。十年一昔なのか、10年1日なのか。一人ひとりの人生の歩み、重みを感じる年、政治が被災地の思いにどう応えられたのか、問われる年でもあります。

 大地震・原発事故は、日本の政治社会のあり方とともに、私たち一人ひとりの生き方が根本から問われる出来事でした。「日本の原発は安全だ、事故は起きない」という安全神話が目の前で崩れ落ちた瞬間でした。

 安全神話を疑わなかった方も、自分の頭で考え、自分の目で確かめ、必要な時には声をあげ、行動をはじめました。人生観が変わる出来事です。この思いが「原発再稼働に反対」の官邸前行動となり、安保法制反対の運動へと発展し、市民と野党の共同へつながりました。

 10年となるいま、何年たったとか、いくら予算を投じたかではありません。大切なのは、一人ひとりが復興したと言えるかどうかです。この10年、各地で地震が発生し、夏場の台風に豪雨災害、冬場の豪雪被害が毎年のように繰り返されました。

 いまは新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっています。一番大切なのは命です。自然災害や新型コロナを経験し政治や社会のあり方が問われています。命が優先され、人々が安心して生きられる社会、人がつながり連帯し支えあえる社会を実現するために、政権交代こそが必要です。

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