紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
北海道も札幌市も「札幌市にはこないでください」と求めながら5月5月に行った五輪マラソンテスト大会。770人の大会要員・ボランティアをお札幌市以外からも募集していました。
沿道には人が集まりました。連休があけコロナ感染者は一気に700人を超えました。北海道は大会が終わるのを待って国に「緊急事態宣言」を要請したのではないか。政府はいのちより五輪を優先させたのではないか、無責任な対応に批判が出るのは当然です。
札幌市の入院病床使用率が96%、自宅や宿泊施設などで療養者が急増。「入院が必要」と医師が判断したのに入院できない患者が120人になりました。自宅療養中の患者が急変し亡くなりました。札幌市は急きょ、入院待機センターを設置しましたが、すぐに満床。病床が足りず、医師・看護師も足りません。
5月28日、参議院の議員運営委員会で札幌の実態を示しながら、迅速な対応を求めました。西村大臣は、五輪マラソンテストが感染拡大に影響したかは分析していないと無責任な答弁。病床不足、医師・看護師不足は北海道が対応することと丸投げ。国は何をするのかと詰め寄ると「プッシュ式で、要請を待たず、必要な対策をとる」と答えましたが、改善していません。
東京オリンピックに突き進む政府に業を煮やした政府分科会の尾身茂会長は、「いまの現状で開催はない」と言いました。オリンピックはきっぱりと中止し、いのちを優先すべきです。
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