畠山 和也 前衆院議員
「かけある記」
突然の政権投げだしという速報が届いたとき、私は留寿都村にいました。その後の各地の宣伝では「(辞任して)よかったよ」「追いつめられた結果だね」との声が寄せられ、これほど不満が強まっていたのかと再認識。自民党総裁選に出ないのは「コロナ対策を最優先に」するためと言ってましたが、その言葉は何度聞いてきたことか。最後まで菅首相から反省の言葉は聞かれませんでした。
さらに言えば、行きづまっているのは菅首相だけでなく、自民・公明政治そのものです。ある首長は「どうして臨時国会を開かないのか」と不満を隠さず、別の首長は「核のゴミ」にかかわって「地方へ責任を押しつけることばかりだ」と指摘しました。地域での医療体制の確保、鉄路の維持・存続、若い世代の定住など、山積みの課題に心を寄せる政府が待たれているのです。
北海道で初めて震度七を記録した胆振東部地震から三年を迎え、紙智子参議院議員と厚真町を訪れました。献花したのは、大規模な山腹崩落で多くの犠牲を出した吉野地区。避難所をまわり、家や家族を失った方の話を聞いた時のつらさや悔しさは忘れられません。
「被災者には寄り添いが必要なのに、コロナ禍で人間関係が疎遠になってしまいました」と宮坂尚市朗・厚真町長。だからこそ必要なのは国民を支えぬくという政府の姿勢だし、野党の本気さです。今こそ「国民の苦難軽減」を、そして「市民と野党の共闘」で政権交代を。私も力を尽くしたい。
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