岩渕 友 参議院議員
「今年はワカメの生育が良くて喜んでいたのに」。トンガ沖の火山噴火に伴う津波で養殖のワカメに甚大な被害が出た宮城県塩釜市。紙智子参院議員と被害の調査へ行ってきました。現地ではすぐに天下みゆき県議と塩釜市議団が現場からの要望を聞き、国会とも共有するもとでの調査となりました。
「早採りワカメ」としてブランド化してきた塩釜のワカメは、12月から2月が収穫の最盛期といいます。そこに津波の被害が襲い、生育がよかったことがあだとなり被害が大きくなりました。
「被害にあった養殖施設を引き上げないと今年の作業が始められない。ところが重くて台船が必要。台船はすぐに調達できないし、お金もかかる。しかしこのままにしておけば、航路などにも影響するかもしれない」。こうした声が漁協などから出され、その声を市長にも伝えて、力を合わせて対策を進めようという話になりました。
こうした実態を受けて、国会でも紙さんと水産庁や国交省などに現場の要望をつたえながら、どんな対策があるか聞き取りを行いました。被害は岩手から沖縄まで及んでいることが分かりました。特に養殖施設の撤去など、今ある交付金で対応できないかと求め、水産庁が持ち帰って検討することになりました。
大震災を経て頑張る漁業者が養殖を続けられる支援を、県議団・市議団と引き続き連携しながら求めていきます。