2022年12月29日木曜日

2023新春メッセージ「かけある記」

 

紙 智子 参議院議員
平和の国へ、希望の道を



 コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵略が世界に大きな衝撃を与え、命が軽んぜられることへの不安と怒りを呼び起こしました。

「いのちと暮らしを守ろう、戦争は絶対許さない!」と敵基地攻撃能力保有などを口実に大軍拡・大増税に突き進む岸田自公政権への批判が急速に広がりました。

今年は地方選挙の年です。オリンピックより生活第一、鉄路を守れ、核のゴミはいらない、地域の経済を支え人々の命をつなぐ農林魚業の再生、働く人の賃金引き上げへ、日本共産党の躍進で暴走する岸田政権へノーの審判を下しましょう。大軍拡・大増税にストップ!憲法9条を生かした平和の国へ、希望の道を開く年にしましょう。



岩渕 友 参議院議員
政治を変えましょう


 昨年はみなさんのご支援で2期目、国会に送っていただきました。今年は地方選挙の年です。勝利のために私も全力を尽くす決意です。

 岸田政権は、コロナ対策でも物価高騰対策でも無為無策。国民的な議論もないまま、これまでの政権もできなかった大軍拡と大増税、原発推進への大転換を進めています。「平和とくらしを壊す大軍拡は許さない」「原発事故を忘れたのか」と怒りの声があがるとともに、この暴挙を許さないという運動が広がっています。

 くらしと商売を守る賃上げと消費税の減税を、平和外交を進める政治を、泊原発はじめ原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換を、みなさんと実現する年にしたいと思います。ご一緒に政治を変えましょう。


2022年12月21日水曜日

大軍拡・大増税より国民生活にお金を

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


 

 今年も残りわずか。北海道で支部の皆さんと党勢拡大行動や一斉地方選挙に向けた集会、「酪農・畜産オンラインつどい」などに参加しました。

 「狭いところですがどうぞ」といわれビルの一室に入ると、部屋の奥に色とりどりの着物がずらりと並んでいます。「コロナでお客さんが減り家賃補助が受けられず、ここに越してきました」と。すすきので働くクラブやスナックのママさんの着付けをしたり、着物や帯を洋服やバックに作り替えて販売しています。話し上手で、おしゃべりをしながら着付けし、仕事に送り出している様子や工夫した経営がわかります。政治への怒りも強く日本共産党への期待も語りました。

 厚別区の村上ひとし市議必勝のキックオフ集会は、コロナ禍で久々の集まり。会場いっぱいになって、来年の札幌市議選、定数が5と最も少ない厚別区で村上ひとし市議団長必勝への熱気が伝わるつどいでした。

 18日は「『北海道の酪農・畜産危機』打開の道を語り合うオンラインつどい」。全道27カ所とつながって酪農経営の実態や地域の不安、どう打開するのか話し合いました。共通して出されていたのが「加工原料乳の生産者補給金がわずか49銭上がっただけ。期待外れだった」という声。各地から大幅な値上げを訴えても一円にも届かない価格。これが岸田農政の実態です。43兆円もの大軍拡・大増税するより、国民生活にお金を、党を大きくして共同の力で政治を変えましょう。


2022年12月19日月曜日

「鉄道提言」に首長から激励

 


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」

自民党と公明党が敵基地攻撃能力を持つことで合意し、岸田首相が軍拡のための増税を指示しました。 これを受けて、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興財源となっている復興特別所得税を軍拡の財源にあてようとする議論が行われています。

この問題で福島の地元紙から取材を受けましたが、「復興は終わっていない」と怒りの声が上がっていることは当然であり、平和とくらしを壊す大軍拡と増税はやめるべきです。東京電力福島第1原発事故はもう終わったといわんばかりに、原発推進への大転換も議論がないまま進められています。これまでの政権でさえできなかったことを強行しようとする岸田政権。その暴挙を許さない国民的な運動を広げるために、みなさんと力をあわせたいと思います。

先日ある首長さんから突然電話がかかってきました。耳を傾けると、 「共産党の鉄道提言(「全国の鉄道網を維持・活性化し、未来に引き継ぐために」)を読んだ。 来年の地方選挙の争点にしてほしい。共産党に頑張ってほしい」という激励の電話でした。 初めての電話に驚きましたが、居ても立ってもいられないという思いがひしひしと伝わってきました。

生活や通勤・通学の足である鉄路を守ることは地域を守ることであり、地域の願いにぴったりとかみ合った内容だったのだとうれしくなりました。ぜひ来年の地方選挙の争点に押し上げたい。 提言を持って懇談などを広げたいと思います。

2022年12月14日水曜日

原発回帰・軍事費2倍許さない

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

臨時国会が閉会しました。岸田政権は、野党の国会開会要求に背を向け、ようやく開かれた国会では統一協会と自民党との癒着、政治とカネ、自らの職責と命をないがしろにする暴言でひと月の間に3人の大臣が辞任しました。

 こうしたもとで、統一協会の被害救済法案の審議が会期末ギリギリに追い込まれました。衆議院で採決をした直後に参議院での審議が始まりました。参議院は熟慮の府と言われていますが、熟慮どころか衆議院での議論を反映させることもできない乱暴な日程となりました。しかも法案について統一協会の被害者の方々、被害者の弁護団の方々から内容の不十分さ、見直しを求める声が出されていました。

 日本共産党は実効ある法案にするために十分な審議が必要だと、参議院で会期延長を申し入れました。国会運営を話し合う議院運営委員会では、この申し入れをどの党も否定することができませんでした。

 法律ができて終わりではなく、引き続き法律の見直しを進めていかなくてはなりません。そして被害を拡大させてきた統一協会と自民党との関係を明らかにするべきです。

 臨時国会では原発回帰の方針、敵基地攻撃能力の保有と軍事費2倍の大軍拡の方針が示されました。いずれもこれまでの政権が決めることができなかったことです。暴挙を許さない運動をみなさんと進めるためにさらに力を尽くしたいと決意しています。


2022年12月7日水曜日

統一地方選挙全員勝利を

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


 

コロナ禍でしばらくぶりの開催となった三つの集いに参加しました。

 北海道商工団体連合会(北商連)の創立60周年記念式典は、中小業者のくらし・生業を守り業者の願い実現のために日々奮闘されてきた民商の存在意義を痛感。消費税減税、業者やフリーランスを廃業に追い込むインボイス中止への決意とともに「平和であってこそ商売できる」と、戦争政策につながるあらゆる動きを阻止する決意が示されました。

 手稲区では、来年の札幌市議選で二期目の挑戦めざす佐々木明美市議必勝の党と後援会の決起集会が開かれました。支援者から、「新幹線トンネル工事で出る有害残土の処理の予定地にされ不安でいっぱいだ。他会派の議員が関わろうとしないなかで、佐々木明美さんだけが地域住民の声を聞き、寄り添い住民への説明会を要求し、札幌市や鉄道運輸機構に意見を述べる場をつくってくれた。大きな励みになった」と実績紹介があり、必勝を訴えました。

 三つ目は石狩市花川での演説会です。長年の議員活動を続けてきた蜂谷三雄市議とみさき伸子市議が引退します。来年5月の市議選に二期目の挑戦をめざす松本きくえ市議に、新人の蜂谷高海さん、山崎さちこさんが立候補の決意を語りました。新人二人は両親が日本共産党の議員です。住民の相談に乗り、解決に奔走する親の姿を見て育ちました。二人のフレッシュコンビの決意表明に、参加者全員が希望に胸を熱くして、全員の勝利への決意を誓いました。


2022年12月3日土曜日

戦争やめ 島に行きたい

 


 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 「近くて遠い故郷…見えていても帰ることができず77年が過ぎた。しかし故郷を取り戻す行動を私は続ける」。元島民代表の河田弘登志さんの確固とした決意表明に胸が熱くなりました。

 121日、北方領土返還要求アピール行動が、日比谷公園野外音楽堂で開催されました。コロナ禍で3年ぶりの集会。全国各地のプラカードが立ち、北海道の根室からは、黄色のヤッケを着た根室会の人たちと、わが党の鈴木一彦、橋本竜一の両市議会議員の顔が見えました。見慣れた顔に出会い、思わず笑顔であいさつをかわしました。

 この3年間、コロナ禍でビザなし交流も、墓参もできず、「コロナが収束したら、今年こそ」と思っていた矢先に、224日、今度はロシアによるウクライナ侵略。四島訪問がますます遠のいてしまいました。

 今年、根室市で千島居住者連盟を訪れ、意見交換したときに、元島民のみなさんは、テレビで隣国への避難を続けているウクライナの人々、幼い子どもの姿を見て、「子どもの姿はそのまま昔の私自身の姿と重なる」と振り返り、「77年前、着の身着のままで逃げて北海道に着いたけれど、知り合いもなく必死に生きてきた」と語ってくれました。

 早く戦争をやめて昔のように島にいきたいという気持ちと、壁で立ちふさがった状態を何とかしたいという気持ちを解決したい。高齢化し望郷の思いを募らせる元島民のみなさんが、元気なうちに解決をはかりたいと痛感しました。


2022年12月1日木曜日

住民とつながる党議席

 



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


 

党市議や支部の方と「しんぶん赤旗」購読の訴えに歩きました。どこでも「国会ひどいねえ」と話題になります。統一協会との関係、政治とカネの問題などで大臣が次々と辞任し、他にも辞任しそうな大臣がまだいます。総理自身の疑惑もあり、任命責任とともにその責任が厳しく問われています。

 生活相談をしたことがあるというお宅で、話を聞き心が痛みました。勤めていた会社の社長さんが、営業が困難になり自ら命を絶ってしまったというのです。しかもそれを見つけたのはお子さんだったといいます。続くコロナ禍に物価高騰が営業を直撃するもとで政治が一番やらなければならない、国民の命とくらしを守るということがないがしろにされている。怒りでいっぱいになりました。

 タクシー運転手さんからも実態をお聞きしました。コロナ禍で売り上げが大幅に減り、最低賃金以下で働いていた時期もあると言います。今は現金支払いだけではなくカード決済が多く、決済手数料の負担を会社から求められたと言います。交渉し手数料を払わなくてよくなった代わりに、賃金カットされ交渉を続けていると、過酷な労働実態の告発がありました。

 地域で住民のみなさんとつながる党の議員と支部のみなさんの活動が心強いと思うとともに、今ほど求められているときはないと感じました。この力をもっと大きくするために頑張りたい。