岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」
臨時国会が閉会しました。岸田政権は、野党の国会開会要求に背を向け、ようやく開かれた国会では統一協会と自民党との癒着、政治とカネ、自らの職責と命をないがしろにする暴言でひと月の間に3人の大臣が辞任しました。
こうしたもとで、統一協会の被害救済法案の審議が会期末ギリギリに追い込まれました。衆議院で採決をした直後に参議院での審議が始まりました。参議院は熟慮の府と言われていますが、熟慮どころか衆議院での議論を反映させることもできない乱暴な日程となりました。しかも法案について統一協会の被害者の方々、被害者の弁護団の方々から内容の不十分さ、見直しを求める声が出されていました。
日本共産党は実効ある法案にするために十分な審議が必要だと、参議院で会期延長を申し入れました。国会運営を話し合う議院運営委員会では、この申し入れをどの党も否定することができませんでした。
法律ができて終わりではなく、引き続き法律の見直しを進めていかなくてはなりません。そして被害を拡大させてきた統一協会と自民党との関係を明らかにするべきです。
臨時国会では原発回帰の方針、敵基地攻撃能力の保有と軍事費2倍の大軍拡の方針が示されました。いずれもこれまでの政権が決めることができなかったことです。暴挙を許さない運動をみなさんと進めるためにさらに力を尽くしたいと決意しています。
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