畠山 和也 衆院議員
「政府は誰を守るのか」
8月10日、国会議員団で調査団を組み福島第1原発へ。
前日に男性作業員が亡くなる事故があり、この日は一部を
除いて作業が中止され、働く人の姿がない構内をバスで回
りました。
目の前に迫る1号機から4号機の大きなこと。むき出しだ
ったり曲がっていたりする鉄骨。バスの中でも毎時200
㍃
シーベルを超える線量。「これでも下がってきたんですよ」
との説明に、暗澹(あんたん)たる気持ちに。
免震重要棟で調査団を代表して高橋千鶴子衆院議員が
「厳しい環境での作業。みなさんの安全の確保が何より
大事」とあいさつしました。
労働者の安全なくして事故の収束も廃炉もありません。必要な対策を東電にも
政府にも求めたい。
子ども・被災者支援法の改定が閣議決定されました。「(低減している)
空間放射線量等からは、…支援対象地域は縮小又は撤廃することが適当」と!
縮小や撤退は「当面は」しないと書かれていますが、応急仮設住宅の供与が
打ち切られることと合わせ、避難者の不安は増すばかりです。
27日、福島県議団といわぶち友参院比例候補、調査団による政府への要請
は予定時間では足りないほどでした。県民の誰もが抱えている不安の原因は
原発事故。作業員も避難者も、そして県民すべてを、どこに住んでいても線
引きをしないで支える政治こそ!
(しんぶん赤旗 2015.8.29掲載)