畠山和也 衆院議員
「国会かけある記」
本会議場で自民党席からのヤジがすさまじいのは日常的
なのですが、先日は公明党議員が日本共産党の「学費
値上げ」プラスターについて“事実と違う”などと予算委員会
で取り上げました。おおさか維新は改憲を安倍首相に呼び
かけ、北海道では新党大地が“共産党と共闘できない”と
自民党候補を支援。
二大政党制や第三極の流れは日本共産党を前進させ
ないための“仕掛け”でした。しかし、それらが破たんして
日本共産党の議席が増えたなか、昨年は戦争法案の廃案をと市民と野党の共同も広がりました。政府・与党が危機感を覚えたのか、今の国会の
動きは「数を頼み」に突破しようとする動きに見えます。
なりふり構わず多数を獲得しようとする安倍政権のねらいは、年頭から強調してきた
憲法を変えることにほかならないでしょう。憲法を壊す安倍政権の勢力か、憲法に
もとづく国民と野党の共同か――通常国会で、その姿がハッキリしてきました。
高速道路に乗ったら見える「合流注意」の看板のごとく安倍政治への危ない
合流ですが、加えて憲法破壊という「逆走注意」の看板も見えてきます。
衆院道五区補選と参院選は、日本の岐路を問う重要な選挙となります。
安倍首相の答弁には、ごまかしが見られます。この間の論戦で日本共産党はその
一端を暴いてきました。ぜひとも国会の議論を見てほしい。新しい政治をつくろうと、
議員団はみな本気で立ち向かっています。