2016年11月21日月曜日
議員団あげて論戦
紙智子 参院議員
「国民の願いを胸に」
参議院でTPP(環太平洋連携協定)の審議が連日続いていま
す。議員団あげて論戦にとりくみ、これまでに大門実紀史議員、
そして私、山添拓議員、井上哲士議員が質問.。これから辰巳
孝太郎議員、田村智子議員が準備しています。
大門議員は、「TPPとは多国籍企業がもうけるためのルール
作り」であることや「自由貿易」協定反対の動きが各国で高まっ
ていることを具体的に示し、日本の将来に禍根を残すTPP批准
はやめよと総理に迫りました。
私は、TPPが貿易や投資を推進するための「生きた協定」で
あり、12カ国で作る「TPP委員会」と、その下に22の小委員会や
作業部会が作られることや、国民のいのち、暮らし、経済にかか
わるあらゆる分野のことを議題にするのに、国会がまともに関わることなく、変えら
れる可能性があることを指摘しました。
TPPというバスに乗るとどこに連れて行かれるかわかりません。地方公聴会が、
北海道と茨城県で行われましたが、与党推薦の公述人からも、、「TPPの全体像が
見えない」「輸出したいが安全性などチェックできるのか不安」と出されるなど、国民
の理解は深まっていないことが明らかになりました。
TPPをめぐる委員会対応と論戦の中、畠山和也衆院議員から、スイーツの差し入
れがありました。ほっと、気持ちが温まりました。
(しんぶん赤旗 2016.11.20掲載)