2017年7月18日火曜日

鉄路ある風景残さねば


畠山和也 衆院議員
「国民の願いを胸に」

 東京都議選が終わり北海道に戻るやいなや、東京より暑い
連日の真夏日!14日夜の党十勝地区委員会主催の記念講演会
は、会場に何台もの扇風機が回り続けるほどでした。読者の
みなさん、熱中症などには、気をつけてください。
 この間は連日、JR北海道の路線廃止問題での懇談を続け
ています。先日は日高本線を抱える日高管内5町を、今日は
根室本線を抱える南富良野町と新得町を訪ねました。
 日高、根室両本線とも、もともとは自然災害を受けた路線
であり、その復旧は何よりも最優先されるはず。議論の土俵
をすり替えるJR北の姿勢に、厳しい意見が続出しました。
 地元で活動する市町村議や小選挙区候補、党組織が、日本共産党が4月に発表した
鉄道提言を事前に届けてくれていました。どこでも話が尽きません。ある町長さんは
「経済性だけで(路線廃止を)考えていいのか」と話し、別の町の副町長さんは30年
前の国鉄分割・民営化にさかのぼった議論の必要性に触れました。「地方を切り捨て
るのか」との意見がいずれも共通しており、国の責任を問う声も。私は国会で頑張り
ますと約束しました。
 移動中、踏切を渡る時がありました。列車は来ないとわかっていても、どの車も
一時停止して左右を見ます。ここにも鉄路があることの当然の風景です。通学、通院、
通勤…地域経済と当たり前の生活ができるよう鉄路を守る活動をいっそう強めます。
              (しんぶん赤旗 2017.7.16掲載)