2017年12月22日金曜日
「謙虚に」一体どこへ
紙 智子 参院議員
「国民の願いを胸に」
「丁寧に」「謙虚に」という言葉はいったい何だったので
しょうか。森友・加計問題は、言い逃ればかりで疑惑は深まる
ばかりの特別国会でした。
そんな中、「逃げる安倍政権を追い詰める鋭い切り込み、
国民にわかりやすい論戦で、元気をもらった」など日本共産党
の論戦への反響が寄せられました。
私も農林水産委員会で、閉会中審査も含めて3回質問する
ことができました。6月から半年も国会を開いていなかった
ので、やるべき課題は山積です。
来年から米の直接支払い交付金の廃止によって、生産者はどれだけ所得が失わ
れるのか、生産調整から国が撤退して、需給調整に誰が責任を持つのか。また
畜産・酪農問題でも、不安を乗り越えようと努力しているときに、TPP(環太
平洋連携協定)11や日欧EPA(経済連携協定)など歯止めなき自由化を進める
ことが、どれだけ農家に不安や苦しみを与えているのか。
東日本大震災特別委員会も、ついに一度も開かずじまいでした。こんな安倍政
権に国民は黙ってはいません。たたかいの火は、新たな広がりをみせています。
14日、新宿駅で「安倍9条改憲ノー!」の3000万署名に参加しました。
老若男女を問わず、次つぎと署名。10代の若い女性は、「戦争だけは嫌だから」
と署名しました。戦争する国にしないため、9条改憲を発議させないたたかいを!
(しんぶん赤旗 2017.12.17掲載)