2018年1月6日土曜日

亡き母の言葉を胸に


紙 智子参院議員
「新年の決意」

 1日、2018年のスタートは、札幌市の白石神社と厚別
神社前の2カ所の街頭演説から始まりました。
 昨年12月に亡くなった母の93年の生涯に思いを巡らしなが
ら、新年のあいさつをしました。母の父親のルーツは青森です。
いつも言葉少なに応援してくれる母。私が政治に目覚め、遠く
北海道から離れて東京に出ることになった時も、「智子がやっ
てみたいというのだからやらせたら…」と言って応援してくれました。
 10代の娘時代、北海道の貧しい農村から東京に出て、
お手伝いさんとして働いた母。戦争の時代にあっても、最も
多感な時期に、都会の文化や暮らしや、異国の思想や環境にふれたことが、人生の
中でかけがえのない思い出として胸に残っていたから、励まし応援してくれたのだ
と思います。
 戦争で多くの若者が、同世代が命を落としました。生還した父と盆踊りで知り合
い迷うことなく結婚し、私を含め4人の子どもを育てました。農業労働は厳しかった
と思いますが、朝早くから、夜遅くまで働き、冬の農閑期には、家族みんなのセー
ターを編んでくれました。
 「安心して暮らせる世の中にするために、頑張りなさい」という母の言葉を胸に、
ひたむきに生きたい。二度と戦争させない。憲法9条を変えさせない決意で、「安倍
改憲ノー」の3000万署名に取り組み、来年の統一地方選挙、参議院選挙で、勝利する
ために、全力でがんばります。
                (しんぶん赤旗 2018.1.5掲載)