「国民の願いを胸に」
ブラックアウト(全道停電)はなぜ、どのように起きた
のか。避けることはできなかったのか。
日本中が注目しています。26日、笠井亮政策委員長、
岩渕友参議院議員とともに調査を行いました。畠山和也前
衆院議員と真下紀子、菊池よう子、佐野弘美各道議のみな
さんも参加し、北海道、北農中央会、北海道電力、道生協連
を訪ね聞き取りをしました。
北海道が、北電からブラックアウトの連絡を受けたのは、
何時かと聞くと、「問い合わせて聞いたのが5時35分
だった」と言います。ブラックアウトが起きたのは3時25分ごろ、2時間近くの
空白があります。北海道電力の側に聞くと、「社内規定は、直ちに関係機関に連絡
することになっている」と言います。なぜ北海道からの問い合わせが来るまで連絡
しなかったのか。「停電の規模がどれくらいの規模なのかわからなかったため連絡
が遅れた」などと言訳しました。電源が落ちたことを最も正確に把握できるのは、
電力会社の北電しかありません。停電が市民生活にどういう影響を与えるのか。
酪農をはじめ生業(なりわい)への被害を考えなかったのでしょうか。検証委員会
(電力広域的運営推進機関の第三者委員会)の中間報告は「北海道電力の対応が
不適切だったとは言えない」と言います。
停電で苦しむ道民の姿が見えないものは、検証などと言えるものではありません。
道、北電、国の対応を含め道民が納得できる検証を急ぐ必要があります。