2022年2月26日土曜日

孤独死生まない地域づくり

  


 岩渕 友 参議院議員

「国民の願いを胸に」


ロシアによるウクライナ侵略に怒りをもって抗議します。街頭でもSNSでも、抗議の声があがり続けています。国際社会が結束してロシアの侵略を反対してやめさせるために、この声を大きく。私も力を尽くしたい。

 3・11を前に毎年実施してきた被災地懇談がオンラインで行われ、達増拓也知事、陸前高田市の戸羽太市長と志位委員長との懇談に私も同席しました。

 まもなく東日本大震災津波から11年。心のケアや災害公営住宅での孤独死を生まないための孤立対策、コミュニティーづくりが重要になっています。達増知事は県の復興会議で専門家が「心のケアを縮小するべきエビデンス(証拠)はない」と発言したことを紹介。中長期的な支援が必要です。

 大震災津波、海洋環境の悪化やコロナ禍など、漁業に深刻な影響が出ています。そこに、東京電力福島第1原発事故をめぐる汚染水の海洋放出です。反対の声があがるなか、ALPS処理水は安全だとするチラシが学校に届けられていることは問題です。戸羽市長からは、「県内で海洋放出の説明会は2カ所でしか行われていない。議論以前の問題」との指摘がありました。その通りです。

 被災者の医療費の免除措置継続などを実施してきた岩手県。こうした取り組みをともにつくってきた県議団はじめ、党の果たしている役割の大きさを改めて感じています。私も現地と連携しながら頑張りたいと思います。


2022年2月25日金曜日

憲法が生きる政治へ



松橋 ちはる 党道委員会国政相談室長

「かけある記」


釧路市、厚岸町、別海町へ紙智子参院議員とともに調査に行きました。初日、別海、厚岸、浜中3町にまたがる陸上自衛隊矢臼別演習場に囲まれた場所にある「矢臼別平和資料館」と故・川瀬氾二さんが守り抜き活動拠点にしていた「型ハウス」を訪れました。

 矢臼別平和委員会事務局長の中村忠士別海町議が案内し、資料館を「育てる会」佐々木孝雄会長と吉野宣和平和委員会元会長が、反戦平和の闘争の歴史を説明してくれました。矢臼別に暮らす浦舟三郎さんも来てくださいました。

 型ハウスには川瀬さんが自ら書かれた憲法の条文が今も輝いています。ハウスの中で薪ストーブを囲んで懇談し、川瀬さんが多くの仲間と守ってきた憲法を次の世代にどう引き継ぐかが使命であり、壊すものが現れたら闘うと話していたことを知りました。「普通の暮らしがしたいだけ、私はここに居たいのです」という川瀬さんの人柄が伝わる優しい言葉を聞き、自然と涙が出てきました。

昨年、オスプレイが参加する日米合同演習が強行された矢臼別。手抜根で開かれた土地で監視活動が毎日行われ、ここには憲法9条が生き続けていると実感しました。「戦争放棄を誓った憲法9条を決して変えてはいけない」との想いをさらに強くしました。参院選で日本共産党が勝利し、憲法改悪を断念させましょう!


2022年2月17日木曜日

事業者支援金の増額拡充を

   



岩渕 友 参議院議員

「国会かけある記」


昨年末から続く豪雪被害について、紙智子参院議員とともに、また党国会議員団として、現場の実態を示しながら「一刻も早い対応を」と政府に求めてきました。国土交通省が、10日、地方公共団体に道路除雪費支援の検討に必要な聞き取りを開始すると発表しました。結果を踏まえて、3月を目途に予算の追加配分を行うこととしています。ようやく動き出しました。しかし、実態は深刻、引き続き対策を求めていきたいと思います。

 オミクロン株感染の急拡大のなかで、相談が相次いでいます。1月31日から申請がはじまった「事業復活支援金」。「申請したが不備があったと返事があった。一定期間のうちに不備を解消しなければ申請を却下するとあるが、一定期間の『期間』が分からない」。確認すると「事務局が立ち上がったばかり」とその場での回答はありませんでした。後日、回答がありましたが、これまでと同じようにコールセンターでは対応できない状況が今も続いています。そもそも、支援金額が不十分だった持続化給付金と比べて、多くの方が半額という中身です。「先をみすえてがんばってきたけど、その先がいつまでたっても見えない」という声が事業者の方から寄せられました。対応の改善と、支援金の増額を含めた拡充を実現するとともに、命と暮らしを守る政治に変えるために、参議院選挙で日本共産党を大きくしなければと改めて決意しています。


ハウスの「憲法」の威力



 紙 智子 参議院議員

「国民の願いを胸に」


 憲法を守り生かそうと訴える「9の日」行動が各地で行われた。憲法共同センターが新宿駅西口で取り組んだ署名行動に参加した。「国政ではオミクロン株の急拡大から、いかにして国民のいのちとくらしを守るのかが重要課題になっているのに、自民党など改憲勢力は憲法改悪への動きを急ピッチで進めている。

 なぜ、急ぐのか。総選挙の結果、与党が改憲可能な3分の2を確保しているうちに、維新など他の一部の政党と手を結んで改憲しようと狙っているからだ。彼らも簡単ではないことがわかっているから「実行部隊」まで立ち上げて、あの手この手で画策している。9条に自衛隊を書き込むことで「戦争放棄」「交戦権の否定」の文言を無力化させ、海外での戦争に歯止めなく乗りだそうとしている。岸田文雄首相は「敵基地攻撃能力」保有を検討するともいう。

 しかし、思い通りにさせるわけにはいかない。

 2月に、松橋ちはる参院北海道選挙区候補と北海道の矢臼別演習場の中にある川瀬牧場を訪ねた。食料生産のために開拓に入り原野を切り開いて10年、突如、国は陸上自衛隊の演習場設置を決定した。

 住民に立ち退きを迫り土地買収に離農が相次ぐ中、「自分はここに住み続けたいだけ」と、たたかい続けた川瀬氾二さんら。その支えとなったのが憲法だ。連帯してたたかう地域と全国の仲間。D型ハウスに川瀬さんが書いた日本国憲法はその威力を生きた形で示している。

2022年2月9日水曜日

別海町、厚岸町、釧路市をまわって

 

紙 智子 参議院議員

「国会かけある記」


 2月2日から4日まで、松橋ちはる参院北海道選挙区予定候補とともに、道東の別海町、厚岸町、釧路市をまわり宣伝やつどい(オンライン併用)で参院選挙での日本共産党躍進を訴えました。新型コロナ感染症が広がり街頭からの訴えが中心になりましたが、凍てつく寒さにも関わらず多くの皆さんに参加いただき感謝でいっぱいです。

矢臼別演習場の監視活動を続けている皆さんをはじめ、懇談もしました。別海町長、教育長とはコロナ対策など、釧路太田農協では過剰になった生乳対策、釧路東部漁協では赤潮被害対策、アイヌの楽器ムックリを製作・演奏する鈴木紀美代さんとアイヌ釧路協会とはアイヌ新法と今後について、釧路市の女性団体とはジェンダーの課題についてです。

 曽根興三別海町長は、ワクチンの接種と検査体制が重要だが、不足している検査キットなどの供給体制を強化するよう要請されました。「生乳過剰は学校が休みになる3月末に次の山がくる。生乳廃棄を回避するために町では以前から『福祉牛乳』に取り組んでいる。国も学生や生活困窮者に限定した食料支援、脱脂粉乳の海外への食糧支援などに力を入れてほしい。揺らぐことのない生産基盤の強化を」との要請を受けました。

東部漁協では、赤潮対策の補正予算が示されことへの安堵とともに、稚ウニの確保がなお流動的であるなどの課題も出されました。松橋候補にとって初めてのことも多いと思いますが、相手に寄り添い力強く語る姿に感銘しました。


2022年2月5日土曜日

若い世代に胸熱くなる

  


 松橋 ちはる 参院北海道選挙区候補

「国民の願いを胸に」


 渡島(おしま)・檜山地方の函館市、北斗市、森町、八雲町をキャラバンで訪ねました。

 北斗市で街頭から訴えていると、駐車場に止めた車の脇でずっと聞いてくれた男性がいました。あいさつに行くと、「厚沢部(あっさぶ)町から来ました。9条だけは絶対に変えちゃいけない。応援しますから」と目に涙をためて激励してくれ、胸が熱くなりました。

 八雲町では、足を止めて聞いてくれた青年に声をかけると、地元の高校2年生でした。「今年18歳になるので生まれて初めての選挙で投票しようと思っています」と話してくれ、偶然通りかかったところに私が演説していて初めて政策を聞いたとのことでした。憲法を守ることの意味がよくわかったと言い、「9条は変えちゃいけないということですよね」と真剣なまなざしで話しました。その場で私のツイッターをフォローしてくれ、「国会議員に当選したら、私たちの声を届けてください」と力強い応援の言葉をもらいました。

 若い世代が政治に興味も関心もないわけではないと思います。

 私自身も10代や20代のころ、あまりにも忙しい日々の暮らしや、仕事に追われ、考える暇も時間もありませんでした。学費や奨学金、最低賃金、年金、家族の介護と誰にも自分の身近で政治に関わることがあるはずです。

 ぜひ若い世代のみなさんへ日本共産党の政策や値打ちを知ってもらいたいです。自分の経験と合わせて、訴えていきたいと強く感じた出会いでした。

2022年2月3日木曜日

個人事業主の声

   


松橋 ちはる 党道委員会国政相談室長

「かけある記」




函館・北斗・森町・八雲4市町を、2日間かけてキャラバンをおこないました。

函館・朝市を富山悦子市議、本間勝美党函館地区副委員長と訪問。蔓延防止等重点措置が発表され、少しずつ戻っていた観光客がパタリと来なくなったと切実な声を聞きました。乾物店の方は「飲食店は休めば支援金が出るかもしれないけど、食材を卸している業者などのことも考えてほしい、みんな苦しい」と話します。30年以上経営してきた方は「赤字でも商売は続けていくしかない」と苦しい胸の内を話しました。家族経営で鮮魚店を営む方は「コロナ感染の出口が見えず商売のモチベーションも下がりっぱなし。支援金の申請はもっと簡単にして少ない金額でもいいから継続して出してほしい」と話されました。多くの事業者は『事業復活支援金』は持続化給付金の半額程度にしかならず事業者支援とは名ばかりです。

 昼に北斗市の前田治市議と立ち寄ったラーメン屋の店主は元々、19時で閉店することで支援金の対象になりません。「同じように店を開け客が減っているのに、20時までやってないからと支援金がもらえないなんておかしいよ」「支援金の条件が50%減っていうけど、売上が半分も減ったら商売なんてやっていけないよ」と怒りの声。地元に根を張り地域経済を支えてきた中小業者・個人事業主をで助けるというのなら、申請要件を緩和して幅広く支援金が届くよう見直していくことこそ国の仕事ではないでしょうか。