紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」
北海道地震から4年を迎えた9月6日、厚真(あつま)町の追悼「慰霊碑」の前で手を合わせました。震度7というかつてない揺れで大規模な山地崩壊が起き、民家が下敷きになり、37人の方々が犠牲となられました。
復旧が進んでいるように見えますが、宮坂尚市朗町長は「4年たっても、亡くなった大切な家族への思いは癒えるものではない。震災の教訓を生かして前へ進んでいくことが大切」「被災地は時を経て新たな復旧の課題が生まれている」と言われました。山林対策など課題解決に力を合わせたい。
そのあとむかわ町に向かい、和牛農家と懇談。「牛の餌となる牧草が交付金対象から外される水田活用交付金の見直しはやめてほしい」と。和牛繁殖農家は、生産資材・燃油高騰で打撃をうけています。餌代は2年前から3万円も上がり、子牛に飲ませるミルク代は1・6倍に上がるなど切実です。営農意欲を高める対策が急がれます。白老町では昨年埼玉県から北海道の白老町に移住されたアイヌ民族の刺繍「古布絵(こふえ)」作家で詩人の宇梶静江さんを訪ねました。
生まれ育った北海道の大地で、アイヌとは何かをともに考え語り合う「アイヌ学」を立ち上げています。セミやカエルやシマフクロウなど生き物たちの生きいきした表情が魅力的な作品も見せてもらいながら、これからのアイヌ民族への願いを託されました。この秋、行く先々でいただいた課題解決に取り組んでいきます。
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