紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
統一地方選挙の前半戦が終わり、悔しさもありますが、政治を変えるために「あきらめない」ことが大事です。
北海道で続く酪農危機、国会では「酪農やばいです!」という酪農家の声を紹介して質問しました。
政府は酪農家に生産目標を持たせ〝もっと増やせ、アクセルを踏め〟と求めてきたのに、今度は一転、〝抑制だ、ブレーキだ〟と。「一体どうしたらいいのか」と悲鳴が出るのは当然です。
コロナ感染症の拡大で学校休業など、牛乳の消費が減り、ロシアのウクライナ侵略の影響もありますが、円安誘導政策で飼肥料はじめ輸入資材が高騰したのは、明らかに政治の責任です。
政府の責任を指摘するとともに、高騰したエサ代を直接補てんするよう求めてきました。生乳が過剰というなら需給調整することも政府の責任です。北海道では約14万トンもの生産量を減らそうとしていますが、輸入している乳製品(カレントアクセス)約14万トンは手つかずです。
WTO協定上にカレントアクセスは全量輸入する義務があるのかと聞いたところ、政府は「(そのような)規定されていない」と認めました。約14万トンは政府の方針で輸入しているだけです。政治決断でカレントアクセスを減らすことが出来ます。資材高騰分の直接補てんとカレントアクセスの削減、酪農家の苦難を軽減する希望はあります。
「畜産の灯を消すな」の声は広がり、マスコミも取り上げています。「あきらめず」連帯を広げます。
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