2024年8月10日土曜日

「千島」追及7年前の続きを

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国民の願いを胸に」


広島・長崎への原爆投下、そして15日の終戦の日と続く8月。私も集会・宣伝や追悼式、平和盆おどりへと駆けまわりました。核廃絶と被爆者機護、反戦・平和を貫く日本へと、くり返し訴えていきたい。

北海道は815日以降も旧ソ連軍の攻撃を受けました。18日に占守島への上陸・地上戦があり、95

には歯舞群島まで占拠が及びました。留萌沖では樺太から引き揚げる途中だった3船が潜水艦の攻撃を受け、1708人(推定)が犠牲となりました。

占拠された島では強制送環の命令が出され、ぎゅうぎゅう詰めの船が向かったのは樺太。極度の不衛生や食料不足で亡くなる方が相次ぎました。家や財産、故郷を奪われた元島民の平均年齢は88歳を超えています。基幹産業の漁業では領海が狭められ拿捕(だほ)や銃殺が起き、地域経済への打撃は今も続いています。

先月おこなった政府交渉で、農水省には漁業者や水産加工業者への支援、外務省には元島民の墓参再開や財産権保障などを求めました。直前に発覚したルーマニア公使が観光目的で国後島等を訪問したことに、日本の領土である歴史的根拠をくり返し発言すべきだとの私の訴えには、「おっしゃる通りです」と応じざるを得ませんでした。

千島問題で安倍首相(当時)を追及したのは7年前。日本の主権、戦争と平和、元島民の願いを訴える議席を回復し、7年前の続きをしなければとの思いを強くする8月です。


0 件のコメント:

コメントを投稿