2025年4月2日水曜日

このまま新幹線工事を続けていいのか

 

畠山 和也 元衆議院議員

「国会かけある記」


 

 「新幹線工事のため、四月から2番線ホームのエスカレーターが使用できなくなります」。JRで札幌駅に着くときに流れた車内アナウンスです。観光客から「新幹線は延期じゃないの」と、不思議そうな声が聞かれました。

 北海道新幹線の札幌延伸は、予定より八年も延びて二〇三八年度末になる見込みと発表されました。トンネルは難工事が予想され、さらに数年の遅れも指摘されています。工事費用は膨れ上がり道民負担も増すばかり。有害掘削土の置き場も、並行在来線である函館本線の今後も決まっていません。

 JR北海道で、最も赤字の路線は北海道新幹線です。一方で道内の各在来線は、通学や通院、観光などに必要とされていながら、赤字を理由に一部が廃線とされました。物価高を理由に、定期を含め運賃が値上げされ、ますます使いにくくなっています。札幌延伸は中止も含めて考えなおし、路線の維持・存続へ、政治の決断が必要なときです。

 東北や北関東をまわると旧国鉄に勤めていたという方と出会うことも多くあり、「北海道の●●さんは元気かい」と声をかけられます。

国鉄分割・民営化に話が及び、広域・寒冷の北海道で公共交通を維持するには、国の支援が欠かせないとの結論に。本州へ農産物などを運ぶ上でも、北海道の鉄路は全国的な意義をもつのです。

 四月から新しい職場や学校へ、JRを利用する方もいるでしょう。鉄路を守ろう!と私も広げていきたい。


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