岩渕 友 参議院議員
「国会かけある記」
高市政権が経済対策を発表しました。議員団でレクを受けました。物価高に、まともな対策がありません。国民のみなさんが願う消費税減税には触れられず、石破政権が掲げた「2020年代に最低賃金を時給1500円」にという目標も投げ捨ててしまいました。驚いたのは、「エネルギーコスト上昇に強い経済社会の実現」というのですが、原子力の活用しかないのです。
政府は原発再稼働を加速させようとしています。新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働容認を知事が表明しました。世論調査では、県民の6割が再稼働の条件は整っていないと答えています。事故収束もできず、相次いでトラブルを起こしてきた東京電力に再稼働の資格などありません。
その直後、泊原発再稼働を鈴木知事が容認しました。泊原発は敷地の大部分が埋め立て地で、多くの耐震重要施設はその上にあります。大きな地震が起きれば液状化によって冷却に不可欠な施設が壊れる危険性があること、大規模な隆起に対応できないことなどを3月の予算委員会で指摘し、原発ゼロを求めてきました。
東京電力福島第一原発事故から来年で15年になりますが、今も緊急事態宣言は出されたまま、数万人もの方々が避難を強いられています。
事故を終わったことにして安全神話を繰り返すなどあってはなりません。再稼働を許さない―そのためにみなさんと力を合わせたいと思います。
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