覆砂事業
沼底に砂をまいてシジミの生息の促進をはかる事業です。
パンケ沼は幌延(ほろのべ)町にありますが、シジミは漁業権を持つ天塩(てしお)町の名品です。 覆砂事業の許可申請は、北るもい漁協天塩支所 が行いました。
環境省は9日、北海道の利尻礼文サロベツ国立公園内にあるパンケ沼のシジミ漁に欠かせない覆砂(ふくさ)事業を6日付で許可したと関係者に通知しました。申請書類の提出に手間取り、事業の遅れを心配して日本共産党の紙智子参院議員に相談していた地元の漁師たちから、喜びの声があがっています。
パンケ沼のシジミ漁は、1985年をピークに年々漁獲量が減少していました。そこで「天然しじみ資源環境対策委員会」は、2008年以降、毎年、環境省に覆砂事業の許可を受けて作業を行っていました。ところが今年は、申請書類に記載もれが見つかり、補正に時間を要して許可が先延ばしになっていました。
漁協が6日に日本共産党国会議員団北海道事務所を通じて紙議員に相談したところ、連絡を受けた環境省が、その日のうちに許可証の交付を決定したものです。
漁協は「6月1日から作業員の手配をしていました。作業が遅れればシジミの産卵期に食い込んでしまうので、収穫への影響も懸念していました。本当に助かりました。」と語っています。
(天塩町役場農林水産課提供) |