2014年6月25日水曜日
暗闇と希望
森つねと日本共産党北海道委員会国政相談室長
「かけある記」
若者のもつ力に勇気をもらいました。オホーツク海に面した紋別で市議選勝利のための党演説会に参加したときのことです。
一番前の席に若者が座っていました。まっすぐ私を見て訴えを聞いてくれました。
演説の後、お礼を兼ねて声をかけました。二十代。演説会の参加は初めてです。
秘密国会法や集団的自衛権の問題が心配だといいます。
「自衛隊の人は人助けをしたいと思って入っていると思う。でも、戦争に参加するようになって死者が出たら、隊員が集まらなくなって、徴兵制が始まるかもしれない。自分が戦争に行くかもしれないと思うと、すごく心配です」
国民の声を踏みつけ、次から次へと悪法を強行する安倍政権。一方、それを許さない国民の力が、若者のなかにも着実に育っていると実感しました。
日本共産党の国会議員団もその思いに応えます。
昨年の臨時国会で、「ブラック企業規制法案」を提出しましたが、廃案に。しかし、今国会で再び提出し、今度は次の国会へ継続審議となりました。さらに、「生涯ハケン」に道を開く労働者派遣法大改悪法案を廃案に追い込むことができたのです。
札幌でも党が「ブラック企業シンポジウム」を開き、ナショナルセンターの違いを超えた共同も発展していますが、こうしたたたかいが、政府を追い詰めています。
前述の若者は「(入党を)考えていた」と、その場で決意。未来は決して暗闇ではありません。