大門実紀史 参院議員
「ヤジは好きではないけれど」
ヤジは議場の花といわれますが、私はあまりヤジが好き
ではありません。
立場は違っても主張は黙って聞いてあげればいいと思う
からです。
ところが3日の参議院予算委員会では暴言とヤジの連鎖
が続きました。
わが党の小池晃議院が過激組織「イスラム国」による日本
人殺害事件について安倍首相の対応をただしたとき、
首相が「小池さんの質問はまるで『イスラム国』を批判してはならない
ような印象を受ける。
それはテロに屈することだ」と暴言を吐きました。
野党の抗議で一時審議がストップ。つめられるとすぐ逆ギレする安倍首相の偏狭
さとおごりを示す一場面でした。
その暴言のあと、さらに閣僚席のうしろに座っている大臣秘書官の一人が小池さん
の質問にヤジをとばしました。
事務方がヤジをとばすなど前代未聞の出来事。
安倍首相のおごりが事務方にも伝染したのでしょうか(この件については散会後の
理事会で与党側が深く陳謝)
小池さんの質問のあと、今度は宮城県出身の次世代の党の議員が自分の質問の
中で「憲法9条があるから平和が守られているという人がいるが、私は憲法9条が
国民の命を危険にさらしていると考える」などととんでもない発言をしました。
野党席から「なにいってんだ」とヤジがとび、気がついたら私も「なぜそうなのか、
説明してみろ!」とヤジっていました。
(しんぶん赤旗 2015.2.6掲載)