2017年6月7日水曜日

「政権倒して」の声


岩渕 友 参院議員
「国民の願いを胸に」

 「安倍政権を倒してほしい」
 衆院法務委員会で「共謀罪」法案が強行採決された直後、
札幌駅前で畠山和也衆院議員と訴えているとこんな声が
かかりました。国民のなかに怒りが広がっていることを
強く感じています。
 世論調査では、共謀罪について「審議の進め方がよく
ない」「衆議院での審議は不十分」と答えた方が6割に
のぼります。
 ところが1日、安倍晋三首相はラジオ番組の収録で「不安
を広げるための議論を延々としている」と述べました。参院での審議が始まった
ばかりだというのに、国民の声をまったく聞かない姿勢があらわになっています。
 政府は、「共謀罪は人権を制約する」と国連が懸念を示していることにまったく
答えないという異常な態度をとっています。
 参議院の論戦で、組織的犯罪集団が環境保護団体などを隠れみのにしている場合
は「共謀罪」の適用対象となると答弁するなど、「隠れみの」かを調べるために
一般人が広く監視対象となる危険が明らかになっています。
 廃案を求める集会やデモが北海道・東北各地で大きく広がっています。原発再
稼働反対!安保法制反対!など、政府は声をあげる市民が広がることをおそれて
いるからこそ「共謀罪」を強行しようとしています。
民主主義を求める流れは止めることはできないということを、市民と野党のたた
かいで示そうではありませんか。私も全力でがんばります。
         (しんぶん赤旗 2017.6.4掲載)