2020年7月11日土曜日

少人数学級贈りたい


紙 智子 参議院議員
「国民の願いを胸に」

 北海道で新日本婦人の会や道教祖と懇談した際に、教育の問題で痛感したことがあります。
 新型コロナの感染拡大を防ぐために、一斉休校になっていた学校が再開しました。ソーシャルディスタンス(公衆衛生上、感染予防のため人と人の距離を保つ)を確保のために一クラスの人数を20人に半減させて分散登校。子どもたちは、しばらくぶりに登校して友達に会い、大喜び。
 しかし、マスクをして距離をとり給食は私語を慎みます。授業は休んでいた分、遅れを取り戻そうと1日7時間授業に。1コマ45分の授業を40分に短縮し午前中は5時間、午後は2時間で休み時間はたったの5分。子どもも教員もへとへとになるのではないかと思いました。
 驚いたのは、緊急事態宣言が解除されて以降すでに40人学級に戻して再開している学校もあることです。これでは、これまで距離をとってきた意味がなくなります。学校教育とはなんでしょう、詰め込み教育ではなく、一人ひとりに行き届いた教育を行うことです。
 未来に向けて20人学級を続行することが切望されていいます。「子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう!」とネット署名に取り組んだら、2日で1236人分が集まったと言います。
 少人数学級は子どもにとっても、保護者、教員にとっても望まれています。これこそ国民運動を発展させ、国政でも推進し実現させたいと思いました。

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