「国民の願いを胸に」
新型コロナの感染拡大、安倍前首相の桜疑惑、吉川元農林水産相の裏金疑惑、「国会を止めるな」と野党の要求に、与党は隠すように国会を閉会しました。
直後に畜産物価格を議論する農林水産委員会が開かれたので、直ちに吉川・西川両元農水相2人の裏金疑惑を取り上げました。
大手養鶏業者「アキタフーズ」から要望を受け、その見返りに現金が渡され、政策がゆがめられたという疑惑で、事実であれば収賄罪
が問われます。この2人は菅首相の側近であることで注目されており、野党は国会招致を求めています。幕引きは許せません。
10日には、福島農民連の政府と東電への要請に出席しました。コロナ禍で人数を絞り、オンラインで行いました。間もなく原発事故から10年です。被害の救済と原発ゼロの日本をつくるための申し入れです。
とりわけ原発事故による汚染水の海洋放出は、漁協や農協、県内自治体の多くが反対・慎重な姿勢を示しており、世論を無視して行うことは容認できないこと、財政難の自治体を交付金で誘導する、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の処分場建設のための調査も中止すべきだという訴えには、原発事故で苦しんできた当事者の強い思いがあふれています。
北海道寿都(すっつ)町や神恵内(かもえない)村など、過疎で苦しむ住民に思いをはせ、福島切り捨ても過疎の町への核ごみの押しつけも許さないと、決意を新たにしました。
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