紙 智子 参議院議員
「国会かけある記」
コロナ禍で開催できなかった北海道母親大会が1日、三年ぶりに開催されました。記念講演は「海から見る地球、気候変動も核兵器もない世界へ」と題して気候危機対策ネットワーク代表理事でプロダイバーの武本匡弘さんです。
40年間潜り続けてきた海の中がどうなっているか、沖縄の美しいサンゴ礁が海水温の上昇などで死滅する「白化現象」や、太平洋に浮かぶ島パラオ共和国の海岸に膨大なプラスチックごみが打ち寄せられている事実など、見てきた気候危機の実態を詳しく話しました。マーシャル諸島を訪れ、繰り返された水爆実験により、島に暮らす人はもちろん、近海でマグロ漁をしていた第五福竜丸など多くの漁船と乗組員が被爆した事実を知り、一瞬で生命や地球環境を破壊する核兵器廃絶への運動を続けてきたことを語りました。
気候変動の背景と原因を考え、今を生きる私たちに何ができるのか、深く考える機会となりました。「生命を生み出す母親は生命を育て、生命を守ることを望みます」の合い言葉が引き継がれる母親大会にピッタリの講演だと思いました。
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