岩渕 友 参議院議員
「国民の願いを胸に」
いよいよというか、ようやく臨時国会が始まりました。岸田首相の所信表明演説はどこをとってもひどいものでした。
冒頭、「どんな困難も必ず乗り越えることができる」として、福島のことが紹介されるのです。一方同じ演説で「原発再稼働の加速、原発の新増設の議論を加速するよう指示した」と述べています。原発事故は終わったとでもいうのでしょうか。怒りに震えました。
さらに、岸田首相が原発の運転期間を見直す方針を明らかにしたことを受けて、経済産業省が新しい制度を作る方針を示したのに対し、原子力規制委員長がこれを容認したというのです。東京電力福島第1原発事故を受け、運転期間は「原則40年」とされました。それにもかかわらず、規制委員会は運転延伸申請を認可してきました。ルールを守ってこなかったのに、今度はそれすらなくしてしまうというのです。
岸田政権は、これだけの方針の大転換を国民的な議論も、国会での議論もないままに進めようとしています。安倍元首相の「国葬」の強行をみても明らかなように、聞く力はどこへやら、国民の声を一顧だにしない姿勢があらわになっています。
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